仕事のあいまの息抜きにと、以前は写真だけ撮ってfacebookに投稿していた蒐書録を、この場でつけてみているところ。自分に関するお知らせだらけになってしまうより、精神衛生的にもいいですね。
★スティーヴン・キング『死の舞踏――恐怖についての10章』(安野玲訳、ちくま文庫き39-1、筑摩書房、2017)
Stephen King, Danse Macabre (1981)
1993年に福武書店から、2004年にバジリコから再刊された本。2010年版へのキングによるまえがきも追加された改訳決定版とのこと。
★マキャヴェッリ『君主論』(森川辰文訳、光文社古典新訳文庫KBマ2-1、光文社、2017)
Nicolo Machiavelli, Il Principe (1532)
★ソポクレス『オイディプス王』(河合祥一郎訳、光文社古典新訳文庫KAソ3-1、光文社、2017)
Σοφοκλῆς, Oἰδίπoυς τύραννoς
★C. S. ルイス『ドーン・トレッダー号の航海――ナルニア国物語5』(土屋京子訳、光文社古典新訳文庫KAル1-5、光文社、2017)
C. S. Lewis, The Voyage of The Dawn Treader (1952)
光文社古典新訳文庫は創刊11周年とのこと。おめでとうございます。創刊時から出されたものは全部読むシリーズに(自分で勝手に)認定して、いまのところその通り毎月刊行される書目を残らず読んでおります。詩集や他の古典文庫では手薄な方面(言語や文化圏)のものも増えてゆくといいな、と期待しております。
★ピエール・ブーレーズ+ジャン=ピエール・シャンジュー+フィリップ・マヌリ『魅了されたニューロン――脳と音楽をめぐる対話』(笠羽映子訳、法政大学出版局、2017)
Pierre Boulez, Jean-Pierre Changeux, Philippe Manoury, Les Neurones Enchantés: Le cerveau et la musique (Odile Jacob, 2014)
『百科全書』の音楽の定義(ルソー執筆)から話が始まる。定義というモノサシは、こういう具合に議論の梃子にもなるのよね。以前、ゼキとバルテュスによる脳科学と美術の対談も本になっていましたね。
★『kotoba』第29号2017年秋号「わが理想の本棚」(集英社、2017)
新装刊最初の号。理想の本棚、わたしならどんなのかな。