「プログラム習得のコツ」

「日本経済新聞」夕刊の「プロムナード」欄に「プログラム習得のコツ」を寄稿しました。連載第4回目です。

コツといっても、自分の場合、どのように学んだかを書いてみた次第です。

私が見るところ、最重要の要素は動機です。

プログラムでなにかつくりたい、と感じているかどうかがポイントだと思います。

というのは、中高生、専門学校生にプログラミングを教えてみて分かったことがあります。プログラムを学びたいと思っているものの、なにかをつくりたいとは思っていない人が少なからずいるのです。

もちろん好奇心からやってみたいという場合もありますし、一概に悪いわけではありませんが、プログラムでなにかつくりたいという動機がないと、勉強も続きづらいし、習得もしづらいようです。

そこで、講義などでは、ウソでも仮でもいいから、「これをつくろう!」という気持ちをロールプレイするようにしているのでした。

てなことは、『デバッグではじめるCプログラミング』(翔泳社)や『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)などの本でも書いてみたところであります。