拙著『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08/01刊行予定)の見本が届きました。
しばらくの間、500ページ超のこの本のゲラを、綴じられていないコピー用紙の束で持ち歩いて読んでいたこともあって、冊子体のありがたみが身に染みます。束ねただけでこんなに読みやすくなるなんて!
編集は荻野真友子さん、造本・装幀は坂野公一さん
書き込みしやすいように、少し余白を大きくとってもらいました。自分でもさっそく書きながら読んでいます。
書店には8月2日前後から並ぶでしょうか。どの棚に置いていただけるかは、見てからのお楽しみに。
ともあれ、これでここ数年の宿題がひとつ片付いて、ほっとしております。ありがとうございました。
また、重ねてのお知らせで恐縮です。本書の刊行記念イヴェントが予定されています。お運びいただけたら幸いです。
ついでながら、わたくしの単著の歩みはこんな具合です。本書は第5冊目となりました。
2008 『デバッグではじめるCプログラミング』(翔泳社)
2010 『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)
2014 『文体の科学』(新潮社)
2015 『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書、筑摩書房)
2016 『「百学連環」を読む』(三省堂)
第6冊目は、目下執筆中の『夏目漱石『文学論』論(仮)』になる予定です。
この夏秋から、いくつかの連載を始めることになりそうです。辞書論、ゲーム論、文体論、人生談義(哲学)などなど。「ゲンロンβ」での吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」も、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
またしてもお知らせまみれでございました。次こそは……