モリー・バング『絵には何が描かれているのか』(フィルムアート社)

モリー・バング『絵には何が描かれているのか――絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』(細谷由依子訳、フィルムアート社、2019.11.26)に「魔法の秘密を明かす本」と題して解説を書きました。

絵本作家の著者が、絵本の画面構成を題材として、ヴィジュアルとそれを目にする人の心の動きの関係を探る本です。絵の上手下手ではなくて、色と形を使って、あくまで画面をどう構成するかという点に集中しているのもポイントです。絵心と関係なくヴィジュアルデザインを学べます。

また、同書の刊行記念ブックフェア「心を動かす絵のひみつ」をいくつかの書店で開催中です。選書は、松田行正さん、名久井直子さん、大原大次郎さん、細馬宏通さん、平倉圭さん、菅俊一さんというメンバー。わたくしも参加しております。

 

 

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