閏(うるう)」というオンラインマガジンに、「悪魔のように働いて」を書きました。
同マガジンの「連閏記」というコーナーです。
書き出しはこんなふう。
いつだったか、ニーチェが書いたものを手に入る限り集めて読んでみる、ということをしてみた。映画でもマンガでもなんでも、「これ」と決めたら、とことん付きあってみる、という楽しみ方が好きで、気が向くとそんなことをしている。
そんなわけで、ニーチェの著作や書簡を読んだり年表などを眺めるうちに、彼が作曲も手がけていることを知って、「おや、意外」と感じた。といっても、そう思うのはこちらの料簡が狭いからであって、たまさか見知った肩書きかなにかでその人を分かったと思い込むようなものだ。要するに、ニーチェといえば、古典文献学や型にはまらない哲学書の書き手という固定したイメージで分かった気になっていたのだった。
執筆者は第1回から順に、荒俣宏、倉谷滋、鶴岡真弓、武藤政彦、多田君枝の各氏が執筆しておいでです。
また、「閏」には他にもいくつかのコーナーがあるようです(下図参照)。
⇒閏 > 連閏記 > 6 | 悪魔のように働いて
https://www.uruu-magazine.com/relay-essay6