SuperKEKB加速器で電子・陽電子の初衝突を観測

SuperKEKB加速器で電子・陽電子の初衝突を観測――Belle II 測定器による実験がスタート

 

【概 要】
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、これまでの世界最高記録の40倍のルミノシティ(衝突頻度)を生み出す電子・陽電子の衝突型加速器SuperKEKBと、衝突点に設置した新生Belle II 測定器により、新しい物理法則の探索を行う国際共同プロジェクトをホストしていますが、4月26日午前0時38分に初めての電子・陽電子の衝突が観測されました。

(リンク先から)

 

www.kek.jp

マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』

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マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2018年04月)に推薦文を書きました。

どんな本かは、下の写真をご覧いただけましたら幸いです。

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この推薦文を書くために、ゲラを拝読中、「むむ、デュ・ソートイさんが次になにを言うか分かる気がする……」と軽い既視感を覚えておかしいなと思ったら、書棚に以前読んだ原書がありました。英語の本で、背表紙に横書きはちょっと珍しいかも(そこか)。

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近く、もう少し長い書評が『波』(新潮社)に掲載される予定です。

 

 

 

「漱石が示した文学の可能性」

「朝日新聞」2018年04月25日(水)夕刊に『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)についての取材記事が掲載されました。記者は高久潤さんです。

写真は、取材のあいまにカンフーの型について熱弁をふるっている場面です(嘘)。

下記リンク先でデジタル版もご覧いただけます。

 

 

今年の2月に「東京新聞」でも取材をしていただきました。

こちらは小佐野慧太記者による記事です。

 

 

 

BBC Sound Effects

これはまた、一生が何遍あっても足りなさそうなライブラリーが……(うれしい悲鳴)

 

 

それはそうと、どこかにデジタル・アーカイヴの一覧と解説をしているようなサイトはないかしらね(他力本願)。見つけるつど手元でデータベースに登録してはいるものの、そもそも世界のどこになにがあるかを全然把握できないのだった。

ただいま連載中

目下連載している文章についてまとめてみました(自分用まとめ)。

ときどきこうして整理しないと訳が分からなくなってくるのでした(といっても、五つなのですけれどね)。企画としてはあと二つほど連載のお話がありますが、まだ始められておりませなんだ。

 

★1:「文態百版」(『文藝』、河出書房新社)毎季

先頃ここでもお伝えした新連載です。

季節に一度、文芸時評を書きます。

 

★2:「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』、本の雑誌社)毎月

『本の雑誌』で連載中の余白エッセイ「マルジナリアでつかまえて」は気づけば第8回目。今回はナボコフがカフカの『変身』英訳版の余白に描いたスケッチについて書きました。

 

★3:「プロムナード」(日本経済新聞夕刊)毎週

2018年1月から始まった連載エッセイです。

私は毎週火曜日担当で、最近次のような文章を寄稿しました。

第15回「バンドメンバーの紹介」

第14回「知の予防接種」

第13回「真夜中のおやつ」

第12回「謙虚さのレッスン」

6月まで続きます。

 

★4:「人生がときめく知の技法」(webちくま)隔週

吉川浩満くんとともに「webちくま」で連載中の「人生がときめく知の技法」は現在第27回。

ここしばらくは、エピクテトス先生のバックボーンでもあるストア派の哲学について簡単に整理したところ。

第27回から、再び本論に戻って、それではここまで検討してきたエピクテトス哲学を現在において糧とするには、どのようにアップデートすればよいかを考えます。

第30回で完結予定です。あと少し、おつきあいくださいますように。

 

★5:「人文的、あまりに人文的」(ゲンロンβ)隔月

これまた吉川くんとともに連載中の対談式書評「人文的、あまりに人文的」は、目下第18回が最新回。

こちらは第20回で連載終了の予定です。

 

 

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

新連載「季評 文態百版」

『文藝』2018年夏号(河出書房新社)に、連載「季評 文態百版」の第1回(2017年12月~2018年2月)を寄稿しました。

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作品が公開されればネットで感想がとびかい、毎週毎月のようにヴェテラン批評家たちが時評で読むに値するものを教えてくれているのに、なにをいまさら季節に一度というスローペースで文芸時評を書く意味があるだろう、というところから出発しています。

今回は、この3カ月(12月から2月)に刊行されたいわゆる文芸5誌を対象として、そこに掲載された小説や詩や狂言の一覧も提示しています。この部分を切り取っていただくと、読みたいものを探す材料になるかもしれません。

初回の今回は、構想の一部を実装したα版といったところ。徐々にモジュールやファンクションを増やしてβ版、マスター版にしたいと念じております。門外漢のやることゆえ不備も多かろうと思いますが、気づいたところからパッチを当てて参りたいと思います。と、ソフトウェア開発の譬えで述べたい気分です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。