第3回みんなのつぶやき文学賞の投票が始まりました

2023年1月28日から、第3回みんなのつぶやき文学賞の投票が始まりました。

この賞は、読者のみなさんが、2022年に刊行された国内の新作小説、海外の初訳小説(文庫化や復刊は除く)から、もっとも面白いと思った作品を選んで投票しあうというものです。

投票はTwitterから行います。投票期間は、2023年2月5日の23:59まで。下記リンク先をご覧の上、気軽に投票くださいませ。また、まわりにいる小説が好きな人に、この賞についてお伝えいただけると幸いです。

 

下西風澄『生成と消滅の精神史』刊行記念イヴェント

来たる2023年1月24日(火)の夜、代官山 蔦屋書店にて、下西風澄さんの新著『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋、2022/12)の刊行を記念したトーク・イヴェントが開催されます。登壇者は、著者の下西さんと、吉川浩満くんとわたくしです。

『生成と消滅の精神史』は、「心」をテーマにした本です。「心」といえば、誰もがお馴染みのものですが、その実なんなのかということについては、分かったような分からないようなものでもあります。

下西さんは、「心」というものの見方が一種の発明されたものであると見て、西洋と日本において「心」についてなされてきた思索を手がかりに検討しています。

「心」というとつい、いつの時代も私たちと同じような意味や実感をもって捉えていたような気になってしまいますが、実際には時代や場所によって変化してきた概念でもありました。

哲学、文学、認知科学などの諸領域にまたがって自在に展開される下西さんの議論は、「心」に関心をもつ人びとをきっと魅了するに違いありません。

当日は、同書をまだ読んでいない人にも楽しめるような場にしますので、ちょっと気になるという方もどうぞ気軽にご来場・ご視聴いただけましたら幸いです。会場とオンラインの同時開催です。

store.tsite.jp

モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる』(塩原通緒訳、新潮社)書評

「日本経済新聞」2023年1月21日の書評欄に、モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』(塩原通緒訳、新潮社)の書評を書きました。

 

www.nikkei.com

「人文的、あまりに人文的」#138

吉川浩満くんとお送りしている「人文的、あまりに人文的」第138回は「注目の新刊」です。

『江戸パンク!』『ホメロスと色彩』『日本の保守とリベラル』『システム・エラー社会』『社会学の力』『はじめて学ぶビデオゲームの心理学』ほかをご紹介しています。

 

www.youtube.com

今野真二『「鬱屈」の時代をよむ』(集英社新書)書評

『青春と読書』2023年2月号(集英社、2023/01/20)に、今野真二『「鬱屈」の時代をよむ』(集英社新書)の書評「感情にかたちを与える」を書きました。

seidoku.shueisha.co.jp

以下、2023年1月30日追記:
上記の書評がウェブでも公開されました。短いものですが、同書の内容が気になる方のご参考になれば幸いです。

作家/翻訳家とのわくわく文学トーク」

「洋書ファンクラブ」などでお馴染みの渡辺由佳里さんのYouTubeチャンネルに、吉川浩満くんともどもお邪魔しました。「作家/翻訳家とのわくわく文学トーク」というコーナーです。本や読書について、90分ほどおしゃべりをしております。

 

www.youtube.com