アヴィセンナ/アヴィケンナ?


10〜11世紀に生きたイスラームの哲学者・医者である、イブン・シーナーのラテン語名を Avicennna という。これをカナで表記するさいに、"vi"を「ビ」とするか「ヴィ」(はたまた「ウィ」)とするかはさておき、"ce"の部分の表記に「セ」流と「ケ」流がある。貧しいラテン語の知識にてらすと「アヴィケンナ」がラテン語的にはより正しい読みなのではなかろうか、と思いながらも確認を怠って今日まできてしまった。今度ラテン語の先生に聞いてみよう、と思いつつ話をする機会があるとすっかり忘れてしまうのだからしょうがない。


追記
イブン・シーナーをラテン語に音写したと考えると、アヴィ(・)センナが妥当なのかもしれない、と思い至った。そして、いったん音写されたつづり字 "Avicenna"をラテン語としてのみ読む場合、アヴィケンナになる。というのは推測。