★『早稲田文学』第30巻第3号、2005年5月号 #0350
次号より、二年間の限定でフリーペーパーへと移行する『早稲田文学』の2005年5月号は増ページでもりだくさん。まだ眼を通しおわってないので目次だけご紹介。
★特集=現在と未来をめぐって
・古井由吉+寺田博「「かろうじて」の文学」
・中原昌也+モブ・ノリオ「ハダカノサッカ——ボツとセイカツ」(袋とじ)
・批評の未来
・フレドリック・ジェイムソン「理論という症候、あるいは理論のための症候」
・ハリー・ハルトゥーニアン「理論の帝国」
・W.J.T.ミッチェル「媒介としての理論」
・北野圭介「戦争のなかの理論、理論という戦争」(訳・解題)
・永江朗+笈入建志+木川浩一「21世紀の書店」(座談)
★小説
・大西巨人「奇妙な入試情景」
・鹿島田真希「俗悪なホテル」
★批評
・蓮實重彦「「赤いバッグの乙女」——ゴダールのNotre Musique をめぐるメモ」
★小特集1=博打と文学II
・荒井晴彦+稲川方人+植島啓司+樋口泰人「まあじゃん放銃記」(麻雀座談誌上採録)
・芳川泰久「客観的偶然はいかに地層をめくるのか」
・豊崎由美「だめ、だった」
・よしおかぶんぺい「私の映画回胴日記01Z(一九九八・一九九九)」
★小特集2=新しい書き手たち
・小説
・萩田洋文「東西南北線」
・キョウミナヲ「ろっかばい」
・松本薫「ヒ。カ。ル。」
・仙田学「億光年の涙」
・アルチューデ、ランボウ「Parasitic Trees」
・評論
・川上陽子「「歓待」する異邦人——あるいは、異邦人-の/による-歓待」
・古矢篤史「遡行する共同体——現代文学試論」
・山本亮介「文学という不遜、虚構の現在」
・関口重信「Deep, Space, Media——アンドレ・ジイドの『贋金つくり』について」
★連載
・大塚英志「もう一度「不良債権としての文学」に向けて」
・池田雄一「例外状況における知(後編)」
・大杉重男「「外の人」になるために」
・内藤千珠子「男性化する批評」
・水谷真人「前方としての過去/後方としての未来(承前)」
・大久秀憲「NY冬色」
・上野昂志「上野昂志の木刀両断!」