新潮社の季刊誌『考える人』2011年秋号、「特集=考える料理」が発売となりました。
「川上弘美さんのもてなし料理」(カラー10ページ)を筆頭に、70ページ近い特集です。料理の発想やコツや考察など、面白くてためになる内容満載なのはよいのですが、一つだけ困ることがありまして、夜中にベッドの中で読んでいると、お腹が空いていけません。
以下に特集部分の目次を引用してみます(新潮社のページから)。
・川上弘美さんのもてなし料理
・「魯山人の美食」を茄子尽くしで試みる 山田和
・張競先生の「臨機応変」中華料理
・「コート・ドール」斉須政雄シェフ フランス料理の発想
・美味しさの考察
・玉村豊男 おいしい豚ヒレ肉の料理法
・張競 文人と豆腐料理
・小泉武夫 発酵は料理のマジシャンである
・福岡伸一 分子生物学的料理のコツ
・隈研吾 どんぶり建築論
・町田成一 トマトの甘い魔力
・山田和 天下の美味、茄子
・椎名誠 野外料理の強烈レシピ
・坂本素行 糖尿病S氏の食の愉しみ
・プロに訊く料理のコツ
・捌く 築地「魚河岸三代目 千秋」
・煮る 那覇「割烹 潮」
・焼く 六本木「レスプリ ミタニ」
・炒める 代々木上原「ジーテン」
・とんかつ 赤坂「フリッツ」
・天ぷら 赤坂「楽亭」
・調味料 広尾「分とく山」
・アンケート 私の好きな料理の本 ベスト3
青山南/朝吹真理子/池内紀/池澤夏樹/いしいしんじ/入江敦彦/内澤旬子/内田樹/大貫妙子/岡戸絹枝/小川糸/角田光代/川原真由美/岸本佐知子/岸本葉子/栗田有起/最相葉月/島村菜津/白洲信哉/高橋秀実/高山なおみ/長崎訓子/仲村清司/滑川海彦/早川光/原田泰/堀江敏幸/三谷龍二/山川みどり/山本一力/山本貴光/湯川豊/横山貞子/渡辺都
なんでもジュンク堂新宿店で、この特集に合わせた棚が組まれているとか。友人の阿久津若菜さんに教えていただきました。上の写真も阿久津さんが撮影したものです。選んだ人ごとに本が並べられています。私も覗きに行こうと思います。
ブックフェアは、三省堂神田本店、有楽町店でも始まっているとのことです。(2011/10/14追記)
また、連載させていただいている「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」は第4回となりました。今回は「法律――天網恢恢疎にして漏らさず」と題して、法律のスタイルを眺めてみております。
⇒新潮社 > 『考える人』最新号目次
http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/mokuji.html
次号は「山を愉しむ」という特集のようです。