「しあわせ」の条件を考える


宣伝で恐縮です。2011年10月22日(土)に、朝日カルチャーセンター横浜にて、講座を担当させていただきます。


「哲学カフェI 「しあわせ」の条件を考える」というタイトルです。


幸福やしあわせは、いつの世も問題であり続けてきました。古来哲学における大きな問題の一つであり、名だたる哲学者たちがこのことを検討してきましたし、詩や小説や戯曲や映画など、さまざまな分野でもテーマとされています。


また、哲学や芸術ということを離れても、誰一人このことに関係のない人はいない、そういう問題でもあります。


自然、社会、政治、経済、科学技術、文化など、人間をとりまく環境や状況がめまぐるしく変転するなかで、しあわせということについて、どのように考えてみることができるか。


当日は、私から少しだけ議論の手がかり(ストア派からグレッグ・イーガンまでという心算)をお示しして、あとはご参加くださる皆さんと一緒に考え、議論しながら進めて参りたいと思います。


時間も18時から20時半までの2時間半と、少し長めに設定していただきました。


いわゆる「哲学」の予備知識は不要です。知識の多寡や有無というよりも、よりよく考えてみることに重点を置きたいと思います。ですから、参加者それぞれの方の具体的な経験や記憶を糧としつつ、その場で考えを進めながら、しあわせをめぐる哲学を実践してみたいと考えています。


ご家族・ご友人・恋人などお誘い合わせのうえ、気軽にご参加いただけたら幸いです。


なお、この「哲学カフェI」という講座には、姉妹編として「哲学カフェII」「哲学カフェIII」もあります。それぞれ単独で受講もできますし、合わせてお申し込みいただくこともできるようです。


「哲学カフェII」は、東京農工大学講師の大屋定晴さんによる「「環境的正義」を考える 震災と原発事故を経て」(11月12日)、「哲学カフェIII」は、わが相棒・吉川浩満id:clinamen)による「言葉の力と無力さ」(12月10日)という予定です。


詳しくは、以下のウェブをご覧いただければと思います。


⇒朝日カルチャーセンター横浜 > 哲学カフェI
 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=134593&userflg=0


⇒朝日カルチャーセンター横浜 > 哲学カフェI・II・III
 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=134592&userflg=0