文体百般

「文体百般」のその後

新潮社の季刊誌『考える人』の2011年1月号から2013年4月号まで、全10回にわたって連載させていただいた「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」は、従来、文学作品の文章と内容について言われることの多かった「文体」という見方を、文学に…

辞書――ことばによる世界の模型

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 季刊『考える人』(新潮社)の2013年冬号(No. 43)に連載「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」の第9回「辞書――ことばによる世界の模型」を寄稿しました。 第9…

科学――知を交通させるために

新潮社の季刊誌『考える人』2012年春号に、連載「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」の第6回を寄稿しました。 今回は、「科学――知を交通させるために」と題して、科学の文体に迫ります。題材として取り上げたのは、英国王立協会が350年の…

天網恢恢疎にして漏らさず

新潮社の季刊誌『考える人』2011年秋号、「特集=考える料理」が発売となりました。 「川上弘美さんのもてなし料理」(カラー10ページ)を筆頭に、70ページ近い特集です。料理の発想やコツや考察など、面白くてためになる内容満載なのはよいのですが、一つだ…

時間と空間に縛られて

新潮社の季刊誌『考える人』前号(2011年冬号)から、「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」という連載を始めさせていただきました。 これは、主に書かれたことばを中心に、その意味内容はもちろんのこと、従来の文体論、スタイル論を踏ま…