東京ネットウエイブでの「数学」の講義では、教科書を使います。今回教科書としたのは次の本。
・ウェンディ・スターラー『ゲーム開発のための数学・物理学入門 改訂版』(山下恵美子訳、ソフトバンク クリエイティブ、ISBN:4797356774)
本日は第1回目の講義でした。教科書に入る前に、まずは学生の皆さんに問いかけるところから出発しました。聴講者はゲームプログラマーを目指す学生。私から問いかけたのは次の二つのことです。
Q1 そもそも「数学」とはなんだろう。
Q2 ゲームの中のどこでどんな数学を使っているだろう。
まず各人であれこれ考える時間を置いた後、グループに分かれてお互いの意見を交換・検討してもらいました。今回は、二つの問いのうち、具体的にイメージしやすいQ2について各グループで出た意見を発表してもらい、それを検討した次第です。
限られた時間で、なにからなにまで全部扱うわけにはいきませんが、今後プログラムをしてゆく上で、自分にとって未知の問題に遭遇した場合、数学やアルゴリズムの文献を自分で読み解き、理解して、活用できるようになるための基礎を整えられたらと念じております。
次回は、Q1の「数学」について検討をしてから、いよいよゲーム開発に必要な数学に関する講義を始めます。最初は、ゲームの画面表示に欠かせないデカルト座標系のお話。
⇒ソフトバンク クリエイティブ > ウェンディ・スターラー『ゲーム開発のための数学・物理学入門 改訂版』
http://www.sbcr.jp/products/4797356779.html
⇒東京ネットウエイブ
http://www.tnw.ac.jp/index.html