漱石先生の『文学論』を読み解くために、認知や感情の観点からの文学研究に関するウェブサイトや文献を蒐集中。というのも、『文学論』では「情緒」が最重要の鍵を握っているのであります。別途、心理学、認知心理学、進化心理学、神経科学などにおける感情・情動研究の文献などもリストにまとめようと思います。
■論文
★James R. Averill, The Rhetoric of Emotion, with A Note on What Makes Great Literature Great (Empirical Studies of The Arts, Vol. 19(1) 5-26, 2001)
http://postcolonial.net/@/DigitalLibrary/_entries/85/file-pdf.pdf
論文 ジェイムズ・R・アヴリル「感情の修辞学――偉大な文学作品を偉大たらしめているものについての覚書」
★P.N.Johnson-Laird, Emotions, Music, and Literature (in Handbook of Emotions, third edition, Guilford Press)
https://psych.princeton.edu/psychology/research/johnson_laird/pdfs/Emotionsmusicliterature.pdf
論文 P.N.ジョンソン=レアド「感情・音楽・文学」、『感情ハンドブック第3版』所収の論考。同書所収のテキストと完全に同じものかどうかは未確認。
★Peter McCormick, Feelings and Fictions (The Journal of Aesthetics and Art Criticism, Vol. 43, No. 4 (Summer, 1985), pp. 375-383)
http://www.jstor.org/discover/10.2307/429899?uid=3738328&uid=2&uid=4&sid=21104300890533
論文 ピーター・マコーミック「感情と小説」(「美学・芸術批評」第43巻第4号)。リンク先はJSTOR
★David S. Miall, Don Kuiken, A Feeling for fiction: becoming what we behold (Poetics, 30(2002) 221-241)
http://www.researchgate.net/publication/222566052_A_feeling_for_fiction_becoming_what_we_behold/file/d912f5081f7f806009.pdf
論文 デイヴィッド・S・マイアル、ドン・クイケン「小説に対する感情――自分が見ているものになる」(「詩学」第30号)。
■ウェブ
⇒Cognition & Emotion in Literature
https://sites.google.com/site/cognitionemotioninliterature/home
ウェブサイト「文学における認知と感情」 Filesのページで関連pdfなどがダウンロードできる。
⇒Cognitive Approaches to Literature
http://www.ucs.louisiana.edu/~cxr1086/coglit/
ウェブサイト「認知からの文学へのアプローチ」 publicationsのページに関連文献リストあり。