目の前の仕事にかまけていると、すぐ記録しそびれてしまいますが、久しぶりに蒐書録の投稿です。
★『定本 漱石全集 第十一巻 明暗』(岩波書店、2017/10)
第11回配本は『明暗』。月報は高橋源一郎さん。次回はいよいよ第14巻『文学論』(11月刊行予定)。
★リチャード・J・バーンスタイン『哲学のプラグマティズム的転回』(廣瀬覚+佐藤駿訳、岩波書店、2017/10)
Richard J. Bernstein, The Pragmatic Turn, (2010)
★井筒俊彦『存在の概念と実在性』(井筒俊彦著作翻訳コレクション、鎌田繁監訳、仁子寿晴訳、慶應義塾大学出版、2017/10)
Toshihiko Izutsu, The Concept and Reality of Existence (1971)
★『岩波講座 日本経済の歴史1 中世――11世紀から16世紀後半』(岩波書店、2017/07)
★『岩波講座 日本経済の歴史2 近世――16世紀末から19世紀前半』(岩波書店、2017/08)
★『岩波講座 日本経済の歴史3 近代1――19世紀後半から第一次世界大戦前(1913)』(岩波書店、2017/09)
「中世から現代にいたる約1000年の日本経済の歩みを、超長期の国内総生産(GDP)の新推定をはじめとする各種データを軸に描く。1988-90年に刊行された『日本経済史』(全8巻)の成果を四半世紀ぶりに刷新する。日本史学・経済史学と制度の経済学の共同作業の成果。各巻の構造を共通化して、時代別分野別に日本経済の歴史を縦横に読み解く新講座。」
――と、全巻とも章立てのフォーマットを統一しているのは、時代ごとの比較もしやすくてよいですね。構成は以下の通り。
序章
・第1節 成長とマクロ経済
・第2節 政府の役割
・第3節 所得と資産の分配
第1章 労働と人口
第2章 金融
第3章 農業と土地用益
第4章 鉱工業
第5章 商業とサービス
巻末付録 生産・物価・所得の推定