詩作支援人工知能「Verse by Verse」の遊び方

先日、Google社が、詩作支援人工知能「Verse by Verse」を公開しました。

ウェブ上で試せます(リンクはこの記事の最後に示します)。

すぐ試したい方は、このタイトル画面をクリックすると移動できますのでどうぞ。

以下では、使い方をごく簡単に述べてみます。

f:id:yakumoizuru:20201205014528p:plain

 

1.まずは詩人を選ぶ

"Let's write a poem"(詩を書こう)を選ぶと、詩人選択画面に移行します。

f:id:yakumoizuru:20201205014737p:plain

詩人選択画面(全22名)

3人の詩人を選んだら、画面右上の「Next」(次へ)をクリック。

f:id:yakumoizuru:20201205014907p:plain

3人選ぼう

2.詩の形式を設定

「詩形(Poetic form)」と「音節数(Syllable count)」と「韻(Rhyme)」を設定。

f:id:yakumoizuru:20201205015109p:plain

詩の形式を設定しよう

3.1行目を書く

"Your first line will inspire your muses"(最初の行がミューズたちに霊感を与えますよ)という行をクリックして、1行目を入力します。

f:id:yakumoizuru:20201205015425p:plain

1行目を書こう

4.さあ、詩人たちの出番

1行目を入力してから、"Verse 2"をクリックすると、右にいらっしゃる詩人たちが、詩の候補を提示してくれます。ここでは、ポープによるホメロス『イリアス』の英訳から、第1行目を借りてみました。

f:id:yakumoizuru:20201205020015p:plain

1行目を見た詩人たちが、2行目の候補を!

詩人たちの提案は、こんな具合。

エミリー・ディキンソンは微妙に違っていて、実際詩を書く際には大いに悩みそうな文を三つ。ポオは「死」のモチーフを。ホイットマンは、自然を織り込んだ雄渾な雰囲気。

f:id:yakumoizuru:20201205020237p:plain

詩人たちの提案をご覧あれ

5.あとは次々と

詩人たちが提示した候補から一つを選ぶと、第2行が完成。つづいて「Verse 3」をクリックすると、次の候補をつぶやいてくれます。

f:id:yakumoizuru:20201205020703p:plain

あとは選んでいけばよし

――という具合に、2行目以下は、詩人の先生たちが提案してくれる文案から選んでいくと、これで詩ができあがるというわけです。

もっとも、それぞれの詩人の提案を見て、「ははーん、さすがはホイットマン先生」てな具合に楽しめるかどうかは、人によりましょう。

わたしは、大好きだった『くまうた』(PlayStation2)というゲームを思い出しましたが、これはまた別の話。

以下のリンク先で試せます。

 

sites.research.google