「人生がときめく知の技法」第28回

「webちくま」で吉川浩満くん(id: clnmn)と連載中の対談「人生がときめく知の技法」第28回は、完結に向けて「エピクテトス先生をアップデートする(その二)」です。

よろしくお願い申し上げます。

井庭崇さんの「創造社会論」

2017年04月27日(金)、井庭崇さんが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで担当している「創造社会論」にゲストとして登壇しました。

「言葉を編む、世界をつくる」というテーマの下、2コマ3時間にわたって、井庭さんが取り組んでおられるパターン・ランゲージの設計思想と実践、夏目漱石による文学の定義、言葉とのつきあい方、ゲームを含む体験のデザインなどについて話しあいました。

講義名に冠された「創造」という言葉にふさわしく、互いが頭に入れているあれこれの要素がつながったりズレたりしながら、自分一人では考えないようなことを検討する時間でした。

井庭さん、スタッフのみなさん、聴講者のみなさん、ありがとうございました。

以下は、井庭さん(id: takashiiba)がTwitterで投稿しておられた写真から。

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3枚目の写真で私が手にしているのは、井庭研究室と有隣堂の共同研究で開発した「Life with Reading - 読書の秘訣カード」です。できたてのセットを1部頂戴しました。

今回、井庭さんたちが研究開発しておられるパターン・ランゲージのカードをいろいろ見せていただいて、そうか、ゲーム研究や自分がやっているいろいろな活動についても、こんなふうにカードの形でまとめてみるのはいいものだなと感得した次第です。自分でもこしらえてみようと思います。

 

「知の果て、至上の時」

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『波』2018年5月号(新潮社)にマーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社)の書評を寄稿しました。

題して「知の果て、至上の時」。

同書の読みどころをご紹介しております。

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SuperKEKB加速器で電子・陽電子の初衝突を観測

SuperKEKB加速器で電子・陽電子の初衝突を観測――Belle II 測定器による実験がスタート

 

【概 要】
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、これまでの世界最高記録の40倍のルミノシティ(衝突頻度)を生み出す電子・陽電子の衝突型加速器SuperKEKBと、衝突点に設置した新生Belle II 測定器により、新しい物理法則の探索を行う国際共同プロジェクトをホストしていますが、4月26日午前0時38分に初めての電子・陽電子の衝突が観測されました。

(リンク先から)

 

www.kek.jp

マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』

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マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2018年04月)に推薦文を書きました。

どんな本かは、下の写真をご覧いただけましたら幸いです。

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この推薦文を書くために、ゲラを拝読中、「むむ、デュ・ソートイさんが次になにを言うか分かる気がする……」と軽い既視感を覚えておかしいなと思ったら、書棚に以前読んだ原書がありました。英語の本で、背表紙に横書きはちょっと珍しいかも(そこか)。

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近く、もう少し長い書評が『波』(新潮社)に掲載される予定です。

 

 

 

「漱石が示した文学の可能性」

「朝日新聞」2018年04月25日(水)夕刊に『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)についての取材記事が掲載されました。記者は高久潤さんです。

写真は、取材のあいまにカンフーの型について熱弁をふるっている場面です(嘘)。

下記リンク先でデジタル版もご覧いただけます。

 

 

今年の2月に「東京新聞」でも取材をしていただきました。

こちらは小佐野慧太記者による記事です。