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エトムント・フッサール『内的時間意識の現象学』

★エトムント・フッサール『内的時間意識の現象学』(谷徹訳、ちくま学芸文庫フ21-5、筑摩書房、2016/12)

 Edmund Husserl, Zur Phänomenologie des inneren Zeitbewußtseins (1893-1917) (Husserliana Bd. X, Martinus Nijhoff, The Hague)

フッサール(Edmund Husserl, 1859-1938)による時間論の新訳がちくま学芸文庫から刊行された。

人間が感じる時間の意識をどのように記述しうるか。内的な時間意識について考えることは、そもそも私たちが「意識」と呼んでいるなにごとかを、どのように捉えうるかという検討でもあるわけです。

おおまかな目次は次のとおり。

第一部 一九〇五年の内的時間意識についての諸講義

・序論

・第一章 ブレンターノによる時間の根源についての学説

・第二章 時間意識の分析

・第三章 時間の構成と時間客観の構成

第二部 一九〇五ー一九一〇年の時間意識の分析への追記と補足

訳者解説

索引

 本書の既訳書には『内的時間意識の現象学』(立松弘孝訳、みすず書房、1967)がある。底本は異なるとのこと。 

内的時間意識の現象学 (ちくま学芸文庫)

内的時間意識の現象学 (ちくま学芸文庫)

 

 

■関連文献

ちくま学芸文庫から刊行されているフッサールの翻訳は次のとおり。

『ブリタニカ草稿――現象学の核心』(谷徹訳、2004/02)

『間主観性の現象学 その方法』(浜渦辰二+山口一郎監訳、2012/05)

『間主観性の現象学II その展開』(浜渦辰二+山口一郎監訳、2013/09)

『間主観性の現象学III その行方』(浜渦辰二+山口一郎監訳、2015/10)

 

また、文庫で読めるフッサールには次のものもある。

『純粋現象学及現象学的哲学考案』(上下巻、池上鎌三訳、岩波文庫643-1, 2、1939/02-1941/10) 

『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(細谷恒夫+木田元訳、中公文庫、1995/06)

『デカルト的省察』(浜渦辰二訳、岩波文庫青643-3、2001/02)

『フッサール・セレクション』(立松弘孝訳、平凡社ライブラリー659、2009/01)

 

訳者の谷徹さんによる本として次のものがある。

『これが現象学だ』(講談社現代新書、2002/11)

『意識の自然――現象学の可能性を拓く』(勁草書房、1998/10)

 

■関連サイト

⇒立命館大学 > 谷徹プロフィール
 http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/28/0002727/profile.html

⇒Husserl Page > Husserliana
 http://www.husserlpage.com/hus_iana.html
 フッサリアーナの全巻書誌が掲載されています。