★加藤秀一『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優勢思想の百年』(ちくま新書487、筑摩書房、2004/07、amazon.co.jp)
やっと出た。
★ギルバート・アデア『ドリーマーズ』(池田栄一訳、白水社、2004/06、amazon.co.jp)
Gilbert Adair, The Dreamers (2003)
ベルトルッチが映画化するにあたって、原作も改稿、タイトルも現行のものに変更された模様。ただし物語の結末は映画と小説でだいぶんちがっている。また、原作にあったホモ・セクシュアルな関係は映画ではなくなっている。
★水谷三公『丸山真男――ある時代の肖像』(ちくま新書484、筑摩書房、2004/07、amazon.co.jp)
★泉三郎『岩倉使節団という冒険』(文春新書391、文藝春秋社、2004/07、amazon.co.jp)
★ホセ・カルロス・ソモサ『イデアの洞窟』(風間賢二訳、文藝春秋社、2004/07、amazon.co.jp)
José Carlos Somoza, La caverna de las ideas (2000)
古代ギリシアの匿名作家の作品「イデアの洞窟」をスペイン語に翻訳する訳者が訳注中で別の物語をはじめるという小説。注中で別の話が展開する作品としては、ダニエレブスキー『紙葉の家』が記憶に新しいところ。本書は英訳版 THE ATHENIAN MURDERS (2001) からの重訳の模様。
★ショーペンハウアー『意志と表象としての世界I』(西尾幹二訳、中公クラシックスW36、中央公論新社、2004/08、amazon.co.jp)
正編の全訳(全3分冊)。
★『装苑』第59巻第9号 2004年9月号(文化出版局)
・コンテンポラリーダンスと衣装
・ピナ・バウシュ+山本耀司
・河原晶子「ピナ・バウシュの世界」
★『OCTOBER』109 Summer 2004 (MIT Press)
・Miriam Bratu Hansen, Room-for-Play: Benjamin's Gamble with Cinema
・Elizabeth Hutchinson, They Might Be Giants: Carleton Watkins, Galen Clark, and the Big Tree
・Hollis Frampton, The Ivention Without a Future
・Federico Windhausen, Words into Film: Toward a Genealogical Understanding of Hollis Frampton's Theory and Practice
・Melissa Ragona, Hidden Noise: Strategies of Sound Montage in the Films of Hollis Frampton
・Michael Zryd, History and Ambivalence in Hollis Frampton's Magellan
・Michael Wood, The Music of His Music: Edward Said, 1936-2003
★『文學界』第58巻第9号(文藝春秋社)
・村上春樹「ロングインタビュー「レイモンド・カーヴァー全集」を翻訳して」
・前田塁「小説の設計図 第二回 虚構の(非)強度」
★『群像』
★『広告批評』NO.284 2004年8月(マドラ出版)
・特集=高橋源一郎と若手作家たち
若手作家たち(=佐藤友哉、中原昌也、平野啓一郎、星野智幸、吉田修一)と高橋源一郎さんの対談+高橋さんの文章だけで100ページ近くあるようだ。
★『図書新聞』第2690号 2004/8/14
・吉田喜重+四方田犬彦「対談『吉田喜重の全体像』をめぐって――鏡は乱反射する」
・北田暁大「思想時評」
・昼間賢「リー・ハーシュ監督『アマンドラ! 希望の歌』」
★『週刊読書人』第2549号 2004/8/13
・唐十郎+堀切直人「浅草を疾走した人々」
★『UP』Number 283、2004年8月(東京大学出版会)
・郡司ペギオ-幸夫「オープンリミット:日本一うまいラーメン屋と生命・環境概念の関係」
・木村英紀「脳の制御理論――人間とロボットを結ぶもの」
・西谷修「何ゆえの「結婚」か?」