西部邁『六〇年安保――センチメンタル・ジャーニー文藝春秋社、1986/10、amazon.co.jp)#0196


ブント(共産主義者同盟)の一員として六〇年安保闘争に参加、後に保守派の論客に転じる西部邁(にしべ・すすむ, 1939- )による回顧録。下記のように、章ごとに人物がとりあげられている。

序章 空虚な祭典――安保闘争
第一章 哀しき勇者――唐牛健太郎
第二章 優しい破壊者――篠田邦雄
第三章 純な「裏切者」――東原吉伸
第四章 苦悩せる理想家――島成郎
第五章 善良な策略家――森田実
第六章 寡黙な煽動家――長崎浩
終章 充実への幻想――思い出の人々