創文社から刊行中のハイデッガー全集」邦訳最新巻は第65巻「哲学への寄与論稿——性起から(性起について)」。全集のなかでも永らく邦訳が待たれていた一冊。6月刊行予定。


マルティン・ハイデガーハイデッガー全集 第65巻 哲学への寄与論稿——性起から(性起について)』大橋良介+秋富克哉訳、創文社、ISBN=4423196441)

ハイデッガーの思索のいわゆる「転回」(ケーレ)と呼ばれる事態が進行していた1936−38年の時期に、生前の公刊を意図することなく書き記された覚書であり、もう一つの主著と称されているものの、本邦初訳である。ハイデッガーの思索に訪れる閃きの跡をただ黙々と記し続けた、281の断片的考察の集積である。このテキストは、ゆっくり読まれることを要求する。訳語表(独和/和独)を付した。


創文社 > ハイデガー『哲学への寄与論稿』
 http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN4-423-19644-1.html


⇒哲学の劇場 > 作家の肖像 > マルティン・ハイデガー
 http://www.logico-philosophicus.net/profile/HeideggerMartin.htm
 ハイデガーの略歴と書誌をまとめてあります。最近手を入れてなかったので更新する予定