年表をつくるのが好きだ。
ノートやパソコンにいろんな年表をつくっている。いまは公開していないけれど、かつて「哲学の劇場」というウェブサイトを吉川浩満くんとつくっていろいろな文章を掲載するなかに、文化と思想の年表というコーナーもあった。
年表はできたものを使うというよりも、つくること自体が頭の整理になる気がしている。いろんな場所から日時と出来事を拾ってきて、ひとつの場所に並べてゆく。「おお、これはここに入るのか」とは、なんだかジグソーパズルのようだが、そんなことでもなかったら並べてみることもなかったかもしれないような出来事の配置を確かめる作業でもあるのだ。
年表について、いつかやろうと思いながら実現していないことがある(そんなことを言ったら、アイデアだけで実現してないことは山ほどあるのだけれども)。
たくさんの紙をつなげて一本の巻物として年表をつくるということをやりたい。そう思って、これはと思う紙を選んで、なるべく小さな字を書けるようにとできるだけ先の細いペンも選んである。だが、まだ製作にかかれていなかった。
先ほどtwitterを眺めていたら、面白いものが目に入った。
(画像は下記ウェブページからリンク)
サランラップではない。「ペーパーラップノート」といって、紙を必要なだけ引き出して使えるノートなのだという。つまり、紙の幅を用途に合わせてカットできるというアイデアだ。
「これだ」と思った。
そう、これをカットせずに使えば、そのまま巻物ではないか。どうも15メートルほどあるらしい。2本つなげば30メートル、4本で60メートル、8本で120メートルである。
長い紙のことを想像するだけでワクワクしてきた。
まずは入手してみよう。