古代のアリストテレス注釈者たち

「古代のアリストテレス注釈者たち(Ancient Commentators on Aristotle)」シリーズは、アリストテレスの著作に注釈を施した人びとの著作を英語に翻訳して提供するもので、シリーズの編集はリチャード・ソラブジ(Richard Sorabji)氏とマイケル・グリフィンMichael Griffin)氏による。

Bloomsburyから刊行中で、同社のメールマガジンで最新刊のお知らせがあったのをここにもメモ。

シンプリキオスによるアリストテレス『自然学』(全8巻)への注釈は、同シリーズで全12分冊で刊行で、このたび最後の巻が出たようです。また、注釈全巻の翻訳についての概説も併せて刊行とのこと。

Simplicius: On Aristotle Physics 1.1-2, Translated by Stephen Menn, 2022.05

Simplicius: On Aristotle Physics 1-8: General Introduction to the 12 Volumes of Translations, Translated by Stephen Menn, 2022.05

Simplicius: On Aristotle Physics 1–8 cover

また、今回新たにペーパーバック版が刊行された書目は以下の通り。

Themistius: On Aristotle Metaphysics 12, Translated by Yoav Meyrav, 2022.05

すでに相当の巻数が刊行されており、集め読むのは大変そうだけれど、折々に必要が生じたところを読んでみたいと思っております。

同プロジェクトのウェブサイトはこちら。

www.ancientcommentators.org.uk