『自然科学史研究』誌
Historical Studies in the Natural Sciences (University of California Press)
『自然科学史研究』誌
Historical Studies in the Natural Sciences (University of California Press)
これはまた、一生が何遍あっても足りなさそうなライブラリーが……(うれしい悲鳴)
ICON:イギリスの放送局 BBC、約16,000種類もの貴重なサウンド・ライブラリーを公開! WAVファイルとしてダウンロード可能 https://t.co/gxrc4ljAOL 「新たに開設された『BBC Sound Effects』(ベータ版)では…Web上で試聴できるだけでなく…オーディオ・ファイルとしてダウンロードすることも可能」
— 橋本麻里 (@hashimoto_tokyo) 2018年4月18日
それはそうと、どこかにデジタル・アーカイヴの一覧と解説をしているようなサイトはないかしらね(他力本願)。見つけるつど手元でデータベースに登録してはいるものの、そもそも世界のどこになにがあるかを全然把握できないのだった。
目下連載している文章についてまとめてみました(自分用まとめ)。
ときどきこうして整理しないと訳が分からなくなってくるのでした(といっても、五つなのですけれどね)。企画としてはあと二つほど連載のお話がありますが、まだ始められておりませなんだ。
先頃ここでもお伝えした新連載です。
季節に一度、文芸時評を書きます。
『本の雑誌』で連載中の余白エッセイ「マルジナリアでつかまえて」は気づけば第8回目。今回はナボコフがカフカの『変身』英訳版の余白に描いたスケッチについて書きました。
2018年1月から始まった連載エッセイです。
私は毎週火曜日担当で、最近次のような文章を寄稿しました。
6月まで続きます。
吉川浩満くんとともに「webちくま」で連載中の「人生がときめく知の技法」は現在第27回。
ここしばらくは、エピクテトス先生のバックボーンでもあるストア派の哲学について簡単に整理したところ。
第27回から、再び本論に戻って、それではここまで検討してきたエピクテトス哲学を現在において糧とするには、どのようにアップデートすればよいかを考えます。
第30回で完結予定です。あと少し、おつきあいくださいますように。
これまた吉川くんとともに連載中の対談式書評「人文的、あまりに人文的」は、目下第18回が最新回。
こちらは第20回で連載終了の予定です。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
『文藝』2018年夏号(河出書房新社)に、連載「季評 文態百版」の第1回(2017年12月~2018年2月)を寄稿しました。
作品が公開されればネットで感想がとびかい、毎週毎月のようにヴェテラン批評家たちが時評で読むに値するものを教えてくれているのに、なにをいまさら季節に一度というスローペースで文芸時評を書く意味があるだろう、というところから出発しています。
今回は、この3カ月(12月から2月)に刊行されたいわゆる文芸5誌を対象として、そこに掲載された小説や詩や狂言の一覧も提示しています。この部分を切り取っていただくと、読みたいものを探す材料になるかもしれません。
初回の今回は、構想の一部を実装したα版といったところ。徐々にモジュールやファンクションを増やしてβ版、マスター版にしたいと念じております。門外漢のやることゆえ不備も多かろうと思いますが、気づいたところからパッチを当てて参りたいと思います。と、ソフトウェア開発の譬えで述べたい気分です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(写真は版元ドットコムの同書紹介ページへのリンク)
つかだま書房から、後藤明生『引揚小説三部作』が刊行されました。
同書は、植民地時代の朝鮮で生まれ、敗戦とともに日本へ引き揚げた経験をもつ後藤明生が、失われた故郷とその記憶を巡って書いた三つの小説「夢かたり」「行き帰り」「嘘のような日常」を一冊にしたものです。
私は解説として「帰る場所のない人類学者」を寄稿しました。
8500字ほどを使って、三部作に共通する文体の面白さを論じています。特に人間の記憶の働きについて、後藤明生は実に鋭い観察をしていることが分かります。
本編とあわせてお楽しみいただければ幸いです。
ブックデザインは、ミルキィ・イソベさん。
なお、4月29日には「ミルキィ・イソベのブックデザイン術――つかだま書房刊の「後藤明生シリーズ」の謎」というイヴェントも予定されています。つかだま書房の塚田眞周博さんが聞き手となって、ミルキィ・イソベさんに話を伺います。
ついでながら、これまで解説を寄せた本には以下のものがあります。
・ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか――ことばとビジュアルの間、目と頭の間』(細谷由依子訳、フィルムアート社、2015)
奈良文化財研究所が新木簡データベースを公開したとのことです。
【文化】読売:奈良文化財研究所は…木簡のデータベースを統合し、新たに「木簡庫」を公開。約5万3000点の木簡、約10万点の文字画像数のデータを収録…文字だけでなく、用途、年代、素材で検索できる。https://t.co/ukgtff9TNo ◆木簡庫DB:https://t.co/qX15ilTtUO
— 橋本麻里 (@hashimoto_tokyo) 2018年3月30日
「スタディサプリ LIBRARY」というサイトが公開になりました。
運営はリクルートマーケティングパートナーズ、編集工学研究所が制作を担当しています。
主に高校生に向けて、将来を考える手がかりになるような本を1144冊選んで紹介するという内容です。
全体は27のテーマからなり、次のような五つのパートに分かれています。
PART1 自然と人間のサイエンス
PART2 社会と情報のテクノロジー
PART3 宗教と文明のヒストリー
PART4 言葉と哲学のメソッド
PART5 遊びと創造のアート
選書、分類、解説は編集工学研究所によるものです。
私は、27の各テーマについて導入の解説文を書きました。
たとえば、こんな具合です。
ご覧いただくと分かりますが、硬軟織り交ぜてのラインナップとなっております。
中高生はもちろんのこと、大人のみなさんにも興味のきっかけをつくる入口としてご活用いただけるのではないかと思います。