2004-12-18から1日間の記事一覧

★エウリーピデース『タウリケーのイーピゲネイア』(久保田忠利訳、岩波文庫赤106-2、岩波書店、2004/12、amazon.co.jp) Ευριπιδησ, ΙΦΙΓΕΝΕΙΑ Η ΕΝ ΤΑΥΡΟΙΣ 『ギリシア悲劇全集7』(岩波書店、1991)所収の翻訳をもとに改訂した新訳。同全集収録作品の文庫…

★ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(御輿哲也訳、岩波文庫赤291-1、岩波書店、2004/12、amazon.co.jp) Virginia Woolf, TO THE LIGHTHOUSE(1927)

★伊藤一彦編『若山牧水歌集』(岩波文庫緑52-1、岩波書店、2004/12、amazon.co.jp) 牧水(1885-1928)の短歌およそ1700首を選んだ新編集版。

★メルヴィル『白鯨(下)』(八木敏雄訳、岩波文庫赤308-3、岩波書店、2004/12、amazon.co.jp) Herman Melville, Moby-Dick; or, Whale(1851) 従来の岩波文庫版(阿部知二訳)にかわる新訳版も下巻で完結。解説とメルヴィル略年譜つき。訳者あとがきによる…

★D.H.ロレンス『チャタレー夫人の恋人』(武藤浩史訳、ちくま文庫ろ5-1、筑摩文庫、2004/12、amazon.co.jp) David Herbert Lawrence, Lady Chatterley's Lover(1928) ちくま文庫オリジナルの新訳版。

★『井伏鱒二文集 第4巻??歴史に遊ぶ』(ちくま文庫い51-4、筑摩書房、2004/12、amazon.co.jp) 「井伏鱒二文選集」(全4巻)の第四回最終配本は歴史小説。

★ルドルフ・シュタイナー『魂のこよみ』(高橋巌訳、ちくま文庫し22-1、筑摩書房、2004/12、amazon.co.jp) Rudolf Steiner, Anthroposophischer Seelenkalender(1912) 一週間ごとに一篇の文章を配したカレンダー。和独対訳。親本は1985年にイザラ書房から刊…

★『辻静雄コレクション第3巻??ヨーロッパ一等旅行/パリの料亭』(ちくま文庫つ12-3、筑摩書房、2004/12、amazon.co.jp) 全3巻の配本はこれにて終了。

★『Arne』No.10、2004/12/15(イオグラフィック) ☆特集=赤木智子さんの家の仕事 村上春樹さんのご自宅を訪問した「村上春樹さんのおうちへ伺いました。」という記事もおもしろい。 ⇒イオグラフィック http://www.iog.co.jp/

★『ImageForum』NO.120、1990年04月号(ダゲレオ出版) 「映画の正しい復元法」、「危ない!8ミリ映画の存続」などの特集を組んだ1990年4月号。東京国立近代美術館フィルムセンター主幹・大場正敏氏へのインタヴュー「オリジナルにいかに近づけるか」や、ジ…

★寺田寅彦『映畫藝術』(岩波講座 日本文學、岩波書店、1932/08) 寺田寅彦による映画論。わずか38ページながら映画の核心を複眼的につかむ論述で興味深い。岩波講座の日本文学は何度か刊行されていると思うけれど、この時代(昭和7年)の版ではどういった構…

映画のあとで、神保町へくだってゆく。今日も今日とて性懲りもなく書物を手にする。ちくま文庫の12月新刊を中心に。 ★『小林秀雄全作品27??本居宣長(上)』(新潮社、2004/12、amazon.co.jp)

★『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』(2001, 104min) Où gît votre sourire enfoui? ペドロ・コスタによるドキュメンタリー。ストローブとユイレが、『シチリア!』の別ヴァージョンを編集する風景を撮ったもの。カメラはほ…

★『シチリア! ひどすぎる、世界を侮辱するなんて』(1998, 66min) Sicilia! Troppo male offendere il mondo イタリアの作家エーリオ・ヴィットリーニ(Elio Vittorini, 1908-1966)の小説『シチリアでの対話』(Conversazione in Sicilia)(1941)に基づ…

2004年12月01日にはじまった、「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2000」も、今日で最終日。結局、『花婿、女優、そしてヒモ』、『オトン』、『歴史の授業』の三本を見逃す結果となった(『放蕩息子の帰還/辱められた人たち』は今回上映されなかった)。次の…