デバッグではじめるCプログラミング

補遺

同書について、刊行後に発見された間違いや問題点についてこの場で補足してゆきます。今回は、まずとても大きな問題から。 同書では、開発環境としてBoland C++ Compilerという無償で使えるコンパイラーと、きときと氏が開発した開発環境CPad(送金義務のな…

あとがき増補版(縁起篇)

この本を企画して、編集担当の瀧澤さんと私とでミーティングを重ねてゆくうちに、瀧澤さんから『こんにちはマイコン』(小学館、1982、ISBN:B000J7IP74)の思い出話が出た。 この本は、漫画家のすがやみつる先生(現在は小説家でもある)によるもので、人気…

あとがき増補版(装幀篇)

本書をつくるにあたって、できたらいいなと思っていたことの一つは、装幀の工夫だった。 日頃、私もさまざまなコンピュータ書やプログラミング書のお世話になっているけれど、なぜかこう、この分野の本にはときめかない装幀のものが多いように思うのだ(これ…

「山本さん、キツネは足跡をシッポで消して歩くのですぞ」とは、科学技術史家で(も)ある我が師、赤木昭夫が議論のなかでしばしば注意を促すことの一つだ。 この場合、「キツネ」とは科学者を指している。科学者たちは、研究に研究を重ね、実験に実験を重ね…

こけつまろびつプログラミング

このたび『デバッグではじめるCプログラミング』(翔泳社、2008/05/28、ISBN:4798114197)というプログラム入門書を上梓した。 相棒・吉川浩満(id:clinamen)との共著『心脳問題』(朝日出版社、2004、ISBN:4255002770)や『問題がモンダイなのだ』(ちくま…