★松本侑壬子『映画をつくった女たち――女性監督の100年』(シネマハウス、1996/04、amazon.co.jp)#0175*
世界の女性映画作家を一人あたり数ページをあてて紹介してゆく本。
現在〔1996年――引用者註〕世界には8000人の女性映画監督がいるといわれている。1979年発行の『世界の女性監督』(キネマ旬報社)には「世界中で200人程度(当時)」とあるから、その後の10数年間での増え方はまさに爆発的と言えるだろう。
(同書、p.3)
全三章の構成。第一章でとりあげられている16人だけ名前をかかげてみると次のよう。
アリス・ギー・ブラシェ、レニ・リーフェンシュタール、アニエス・ヴァルダ、ヘルマ・サンダース=ブラームス、ペニー・マーシャル、コリーヌ・セロー、ジェーン・カンピオン、ジュリー・ダッシュ、マリア・ルイサ・ベンベルグ、ジャニス・コール&ホーリー・デイル、羽田登子、浜野佐知
第二章にはさらに50名、第三章では情報がぐんと少なくなるものの96名の女性映画監督が紹介されている。