『週刊読書人』ウェブサイトのリニューアル

書評新聞の『週刊読書人』がウェブサイトをリニューアルしました。

ただのリニューアルではなく、同紙に掲載した記事をすべて無料で公開するようです。

まずは広く知ってもらうための試みとのこと。

ウェブで無料公開したら、有料の新聞そのものが売れなくなるのではないかとの見方もあろうかと思います。どうなるかは見守りたいところであります。

これは『読書人』についてではありませんが、私の場合、ウェブ上で公開されていて無料で読めるものでも、腰を据えて読みたいと思ったら、結局本や雑誌を買うことが少なくありません。そうはいっても、限られた紙束にまとまっている便利さがあり、いまのところその便利さはコンピュータで読むのとは別のものだからです。

他方でデジタル版は、バックナンバーをいつでも参照できるのがたいそう便利ですね。

今回の『読書人』のように紙とデジタルと、両方で提供してもらえるのは読者としてありがたい限りです。残る課題は、この状態を継続していただくためにも、デジタル版がなんらかの形で収益につながるしくみをつくることでしょうか。

 

――というわけで、先だって掲載された外山滋比古さんへのロングインタヴューもウェブでお読みいただけます。 

⇒週刊読書人 > 生きた知識、生きるための思考(外山滋比古ロングインタビュー)

 http://dokushojin.com/article.html?i=667

  

また、私が寄稿した書評、大澤聡さんが拙著『「百学連環」を読む』(三省堂)について書いてくださった書評も同様にウェブでお読みいただけます。

⇒週刊読書人 > 人物 > 山本貴光

 http://dokushojin.com/person.html?i=398

 

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