季刊文芸誌『文藝』(河出書房新社)の2019年春号に書いた「文芸季評 文態百版」の第4回が「Web河出」で公開されました。
季節に一度、3カ月分の各種文芸誌に発表された小説や詩を対象として書いています。
今回は、この連載をはじめて4回目、つまり1年になるというので、この間、文芸誌を読み続けて感じたことを率直に書いております。対象範囲は、2018年9月から11月まで。
とりあげた作品は以下の通り。
・金子薫「壺中に天あり獣あり」
・山野辺太郎「いつか深い穴に落ちるまで」
・谷崎由依「野戦病院」
・町屋良平「1R1分34秒」
・岸政彦「図書室」
・エリオット・ワインバーガー「Not Recommended Reading―要約という名のカバー」
町屋さんの作品は、その後、芥川賞を受賞され、単行本も刊行されましたね。おめでとうございます。
文芸時評はすでにあちこちの媒体でいろいろな方が書いておいでなので、なるたけみなさんとは違う方向から考えてみようと念じております。
と申しますか、今現在、誰が文芸誌を読んでおられるのだろうか……。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
「Web河出」では、拙連載の第1回から第4回までが公開されております。