2020年に書いた文章について、覚書としてまとめております。
まずは連載について、その1。
季刊文芸誌『文藝』(河出書房新社)に「文態百版」という文芸季評と、「文芸的事象クロニクル」という年表を連載しています。
・「文態百版――私たちとXの間で生じうること 2019年10月~11月」(2020年春季号)
・「文態百版――環世界を拡張する 2019年12月~2020年3月」(2020年夏号)
・「文態百版――歴史と文学の基本パラメーター 2020年4月~5月」(2020年秋季号)
・「文態百版――過去の忘却に抗うこと/未来をプロトタイピングすること 2020年6月~9月」(2020年冬季号)
また、『文藝』にはつぎのような文章も寄稿しました。
・「多量と多様のあいだで――2019年の日本文芸」(2020年春季号)
・「あるべきものからの距離――遠野遥を読む」(2020年冬季号)
夏季号では、『源氏物語』(「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」、河出書房新社)の全訳を終えた角田光代さんへのインタヴューを担当しています。
・「人はなぜ運命に抗えないのか――『源氏物語』を全訳して」(2020年夏季号)
とりくんでいる最中は、毎回ひいこら言っておりますが、終わるとけろりと忘れてしまうので、こうして並べてみると、『文藝』でこんなにいろいろしたのだっけという謎の達成感のようなものを感じなくもありません。
年明けに出る次号にも「文態百版」と「文芸的事象クロニクル」を書いております。連載12回目ということで、丸3年になる予定です。