2021年7月2日(金)の夜、ゲンロンカフェのイヴェントに登壇します。
今回は、三中信宏さんの新著『読む・打つ・書く――読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(東京大学出版会)の刊行を記念して、吉川浩満くんとともに三中さんにあれこれお話を伺います。
同書は、ご自身も述べておいでのように、三中さんの「読む」「打つ」「書く」にかんするいわばケーススタディであります。人はともすると、こういう場合、すぐにでも実践できるハウトゥを求めたくなるかもしれません。この本にもしっかりそうした要素が組み込まれていますが、それ以上に学ぶべきことは、三中さんが自分にあったやり方を工夫して取り組むその仕方にあると思いました。
もっともこの本は、なにより人をその気にさせる危険な本でもありますから、読んだ暁には、早速なにかしら実践したくてうずうずするに違いありません。というか、私はそうなりました。
問題があるとすれば、読むにしても打つにしても書くにしても、毎日コツコツ取り組むにはどうしたらよいか、ということが多くの人にとっては切実かもしれません。そんなことも含めて、三中さん、吉川くんとともに検討したいと思います。
どうぞお楽しみに。