★ディオニュシオス/デメトリオス『修辞学論集』(木曽明子+戸高和弘+渡辺浩司訳、西洋古典叢書G039、京都大学学術出版会、2004/08、amazon.co.jp)
ディオニュシオスの「修辞学論集」とデメトリオスの「文体論」を併録した一冊。
★『現代思想』第32巻第10号 2004年9月号(青土社)
・特集=家族とは何か
・鹿野政直+加納実紀代「戦後史と家族」
★『ユリイカ』第36巻第9号 2004年9月号(青土社)
・特集=はっぴいえんど――35年目の夏なんです
・松本隆+町田康「サビなんて知らなかったけど」
・細野晴臣+大里俊晴「音楽脳のなせる業」
・岡崎乾二郎「音楽家の使命――細野さんはなぜ「音楽の神様」なのか?」
・鈴木茂+安田謙一「ギターリフを弾きながら歌いたい」
・内田樹「大瀧詠一の系譜学」
・「はっぴいえんど全32曲解説」
★『InterCommunication』No.50 Autumn 2004(NTT出版)
・特集=New World Disorder――新世界無秩序
・岩井克人+島田勝彦「「ブッシュ以後」にこそすべては始まる――グローバル資本主義と文化・倫理」
・西部忠「組織と個人の関係=コミュニケーションの再構築は可能か?」
・マイケル・ハート+アントニオ・ネグリ「なぜ私たちは多角的なマグナ・カルタを必要とするのか?」
・小泉義之「八月テーゼ――弱さと強さ」
・西島大介「戦闘なんてくだらないぜ。俺の歌を聴けー!――最高に滅茶苦茶に容赦なくやること」
・パオロ・ヴィルノ「診断=状況分析から予後=見通しへ」(インタヴュー)
・北田暁大「ディスコース・ネットワーク――2000 01:「これが、あれを滅ぼす」/接続不安」
・堀潤之編・訳「ニュー・メディアのアルケオロジー01:レフ・マノヴィッチ「リアリティ・メディア――DV、特殊効果、ウェブカム」
・斎藤環「メディアは存在しない08:メディアのオートポイエーシス(後編)――「基礎情報学」の批判的検討」
・椹木野衣「art&scienceの現在形01:「アート&テクノロジー」の反転――メディア・アートの成就とその消滅」
・レム・コールハース「北緯四〇度四二分西経七〇度〇分 猥雑と、純白のブリーフ 衰えつつあるニューヨークの力」
・坂本龍一+後藤繁雄「坂本龍一skmt2 07」
・蓮實重彦「思考と感性とをめぐる断片的な考察01:「絶対の貨幣」」
・渡邊守章「劇場・身体・テクスト01:ピナ・バウシュあるいは「タンツテアター」――『魂と舞踏』の余白に」
・青山真治「アメリカ映画の現在02:キャメロンとタランティーノ」
・藤幡正樹+和田純夫「パラレル・リアリティ01:量子物理学の多世界解釈」
・後藤繁雄「美食文体論01:夏の京都で。女につれられ鮎を食いにゆく」
・仲俣暁生「著作権の変容をめぐって01:「工学化」後の書物と著作権」
・田中純「美の廃墟――死のエステティクス01:「ファシズムの美学」再考」
・稲葉振一郎「片隅の啓蒙06:公共社会の基本枠組」
・スーザン・ソンタグ「世界の同時性を生きる」
・渋谷望「「自己」のテクノロジー(上)――債務を通じた統治」
・松浦寿輝「正面からのまなざし――小津からゴダールへ」
★渡辺守章『複数のことば 空間の神話学』(エピステーメー選書、1978/05)
・M.フーコー+清水徹+渡辺守章「文学・狂気・社会」
・山口昌男+渡辺守章「神々の根」
・中村雄二郎+渡辺守章「悲劇と神話」
・山口昌男+高橋悠治+渡辺守章「都市と劇場」
・磯崎新+蓮實重彦+渡辺守章「空間・記号・引用」
・清水徹+渡辺守章「光のアルケオロジー」
★渡辺守章『複数のことば 時間の部屋』(エピステーメー選書、1980/12)
・「様々なる面――あるいは面の仕掛け」
・加藤周一+渡辺守章「日本文化と時間」
・「幽玄ということ――観世寿夫の姿について」
・小川国夫+渡辺守章「花と幽玄」
・「<からだ>の戯曲のことなど」
・田村隆一+渡辺守章「夢あるいは歌舞伎」
・「玉三郎――襟足の美しい女形」
・坂東玉三郎+渡辺守章「芸とことば」
★ピエール・ルイス『ビリヂスの歌』(鈴木信太郎訳、新潮文庫962、新潮社、1956/05)
Pierre Louÿs, LES CHANSONS DE BILITIS (1895)
ビリチスとはピエール・ルイスが創作した紀元前六世紀のギリシアの詩人の名。ルイスはご丁寧に「ビリチス伝」までこしらえて併載したうえで、彼女の自伝的作品をものした。扉の書名のよこにはこんな言葉が添えられている。
ささやかなこの古代恋愛の書は
未来の社会のうら若い女性に
恭々しく献げられる
ビリジアンのようなインクで印刷された紙面には、ギリシアの壺絵のようなイラストが配されていて美しい。
★ヘンリー・ミラー『愛と笑いの夜』(吉行淳之介訳、福武文庫み0302、福武書店、1987/05)
短編集。収録作品はつぎのとおり。
・「マドモアゼル・クロード」
・「頭蓋骨が洗濯板のアル中の退役軍人」
・「ディエップ=ニューヘイヴン経由」
・「占星料理の盛合せ」
・「初恋」
★松田道雄編『共同討議 性』(筑摩書房、1971/05)
別の本を勘違いして購入。別の本とは、澁澤龍彦が参加して行われた性についての討議を含む本。本書の共同討議参加者は、松田道雄、多田道太郎、橋本峰雄、作田啓一の四氏。
★エリック・バーナウ『映像の帝国』(岩崎昶訳、サイマル出版会、1973)
Erik Barnouw, The Image Empire: A History of Broadcasting in the United States (Oxford University Press, 1970)
テレビ産業の歴史を俯瞰しながら、情報がいかにつくられ政治利用されてきたかを考察した一冊。「アメリカ・テレビ放送史」(年表)つき。
★『CAHIERS DU CINEMA』Nº 400, OCTOBRE 1987
ヴィム・ヴェンダース責任編集の400号記念号。
★『CAHIERS DU CINEMA』Nº 443/44, MAI 1991
40年記念号。