★モーリス・メルロ=ポンティフッサール幾何学の起源』講義 付・メルロ=ポンティ現象学の現在』加賀野井秀一+伊藤泰雄+本郷均訳、叢書・ウニベルシタス815、法政大学出版局、2005/02、amazon.co.jp)#0262
 Maurice Merleau-Ponty, NOTES DE COURS SUR L'ORIGINE DE LA GEOMETRIE DE HUSSERL(Presses Universitaires de France, 1998)


訳者の一人・加賀野井秀一さんの「訳者まえがき」によると、本邦訳書は原書に相当の修正が加わっているとのこと。翻訳作業中に、原書の版元から「修正箇所を示した大部の書類」が送られてきたのだとか。というわけで、原書と内容の異同があっても驚かないように、という次第。


全570ページのうち、メルロ=ポンティ講義ノートは140ページほど。残りは、1995年にソルボンヌで開かれた「可感的なもののフィギュール」(les figures du sensible)という国際シンポジウムをきっかけに書かれた14名の研究者によるメルロ=ポンティ論。訳者あとがきが三人の訳者による鼎談なのがおもしろい。


#時間がないので詳細は後ほど。