「科学道100冊」

理化学研究所と編集工学研究所の共同企画による「科学道100冊」のウェブサイトが公開されています。これは文理二つの研究所による協働作業の成果とも言えそうですね。

同サイトからコンセプトなどを抜粋引用してみます。

科学道100冊

科学道100冊は、書籍を通じて科学者の生き方・考え方や科学の面白さ・素晴らしさを届ける事業です。未知に挑戦しながら未来を切り開いていく科学者の姿勢や方法に着目し、すべての人の生きるヒントになる本との出会いを目指しています。

 

科学道100冊委員会

世界の科学を牽引する理化学研究所と、本の可能性を追求する編集工学研究所が手を取り、「科学道100冊」プロジェクトを推進します。

書店などで関連ブックフェアも開催されるようです。

選書にかんする配布用小冊子も制作されています。

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選書にあたってのコンセプト 作成の段階で、編集工学研究所にお呼びいただき、ちょっぴりお手伝いをしました。

そこでは、科学とは、驚きと好奇心に促された問いから始まり、試行錯誤と失敗の山を築きながら、現象を一般的に捉えるという営みであるというお話をしたのでした。

ついでながで恐縮ですが、科学や数学については、以前『考える人』2009年夏号の特集「日本の科学者100人100冊」同誌2013年夏号「数学は美しいか」2015年春号「数学の言葉」(新潮社)や編著『サイエンス・ブック・トラベル――世界を見晴らす100冊』(河出書房新社)『道の手帖 寺田寅彦』(河出書房新社)などでマッピングしたことがありました。合わせてご覧いただければ幸いです。

また、その根底にある「問い」(疑問・謎)こそが重要であるという見立てについては、吉川浩満くんとの共著『問題がモンダイなのだ』(ちくまプリマ-新書、絶版)で検討しています。

 

kagakudo100.jp 

サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊

サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊

 

 

kangaeruhito.jp

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