おしらせ

★新刊

・ジョン・R・サール『MiND』(山本貴光+吉川浩満訳、ちくま学芸文庫、2018/11)

・『投壜通信』(本の雑誌社、2018/09)

・メアリ・セットガスト『先史学者プラトン』(國分功一郎序文、山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2018/04)重版出来!

・三宅陽一郎+山本貴光『高校生のためのゲームで考える人工知能』(ちくまプリマー新書、筑摩書房、2018/03)発売中

・『文学問題(F+f)+』(幻戯書房、2017/11)発売中

 

★イヴェント

・12/10 「安田登の手猿楽ナイトvol.01 神話する身体『イナンナの冥界下り』」座談会(晴れたら空に豆まいて)

・12/28 「斎藤哲也×山本貴光×吉川浩満「『人文的、あまりに人文的』な、2018年人文書めった斬り!」 (ゲンロンカフェ)

 

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寄稿「世界の謎と学術ワンダーランド」

本の雑誌の増刊号『おすすめ文庫王国2019』(本の雑誌社)に、「世界の謎と学術ワンダーランド」と題して2018年の学術系文庫のおすすめ10冊をご紹介しました。

ここで「学術系文庫」とは、岩波文庫、角川ソフィア文庫、講談社学術文庫、光文社古典新訳文庫、ちくま学芸文庫、東洋文庫、平凡社ライブラリーなど、私が日頃チェックしているものを中心にゆるやかに考えております。

よい本が多くて10冊に絞るのが大変でしたが、その他については年末のゲンロンカフェのイヴェントで補足したいと思います。

私も『文庫王国2019』で、未読の面白そうな本を教えてもらおうっと。

 

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http://www.webdoku.jp/kanko/page/4860114221.html

寄稿「読書という経験――平面を手と目で辿る二つの方法」

『すばる』2019年1月号(12月6日発売)は「本を読む」特集です。

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私は同特集に「読書という経験――平面と手を目で辿る二つの方法」というエッセイ(試論)を書きました。

 

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カフカの『変身』(多和田葉子訳、集英社文庫ヘリテージ)の文庫版と電子書籍版のそれぞれを読むとき、実際にはなにが起きているのか、本や装置、そして操作する私の手や目にはなにが起きているのかということを記述して比べてみております。

文中で触れている本やKindle版の写真を何点かここにお示しします。拙文をお読みいただく際、これらを合わせてご覧いただくと、事態がより分かりやすくなるのではないかと思います。

 

まずは文庫版のほうから。

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以上が文庫版の写真です。

 

続いてKindle版です。

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Kindle版では、文字の大きさを変えられます。

最大化するとこうなります。

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最小化はこうです。

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⇒Blue Mountain Project > Die Weissen Blätter
 http://bluemountain.princeton.edu/bluemtn/cgi-bin/bluemtn?a=d&d=bmtnabr191510-01.2.11

 『変身』の初出雑誌のデジタル版。プリンストン大学の「ブルーマウンテン・プロジェクト」の当該ページ

⇒Project Gutenberg > Kafka, Metamorphosis
 http://www.gutenberg.org/ebooks/5200?msg=welcome_stranger

 プロジェクト・グーテンベルクにある英訳版

⇒La Bibliothèque électronique du Québec > Kafka, La Métamorphose
 https://beq.ebooksgratuits.com/classiques/Kafka_La_metamorphose.pdf

 ケベック電子図書館のページにある仏訳版

⇒すばる
 http://subaru.shueisha.co.jp/

 

インタヴュー「在野に学問あり」

ウェブページ「B面の岩波新書」に連載中の山本ぽてとさんによるインタヴュー・シリーズ「在野に学問あり」に、吉川浩満くん(id:clnmn)とともに登場しました。

https://static.wixstatic.com/media/434291_3d433283b54b49a6bd3f76508f6e3b06~mv2_d_1794_1345_s_2.jpg/v1/fill/w_740,h_555,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01/434291_3d433283b54b49a6bd3f76508f6e3b06~mv2_d_1794_1345_s_2.webp

(写真は同ページへのリンクです)

 

このインタヴューについて最初に打診をいただいたときは、自分では「在野」や「学問」という意識がなかったので、私(たち)でよいのだろうかとも思ったのでした。

とはいえ山本ぽてとさんの書く文章が好きなので、話を伺えるチャンスとばかり、吉川くんともども参上したのであります。

インタヴューでは話しませんでしたが、「在野」といえば、昔勤めていたコーエー(現:コーエーテクモゲームス)の『三國志』や『信長の野望』に出てくる「在野武将」を思い出します。もともと「朝野」という区別に基づくわけです。つまり「朝廷と民間。官民」(『日本国語大辞典』、JapanKnowledge版)という次第。

学問の場合には、大学が朝廷の位置にあると見立てて、それ以外の場所を野と名指したりもするようですね。いつごろからこういう用法があるのか分かりませんが、『水滸伝』を思い出したりもします。

 

それはともかく、山本ぽてとさんの問いかけに導かれて、学生時代から現在まで、物書きとしてなにをどんなふうにしているかということについてお話ししています。お読みいただければ幸いです。

そうそう、記事の冒頭に「読了時間:1分」とあって、岩波新書の編集部の読字速度の基準に驚嘆したのですが、どうやらそういうことではないようでしたので、どうかご安心を。

連載の第0回は山本ぽてとさんによるイントロダクション「「はじめに」に代えて父への手紙」、第1回は『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍、2016)のご著書もある荒木雄太さんが登場しています。

 

 山本ぽてとさんのTwitterはこちらです。

研究会「上妻世海『制作へ』を読む」

11月18日は、上妻世海さんの新著『制作へ』(エクリ)をめぐる研究会に参加してきました。

「第22回マルチスピーシーズ人類学研究会「上妻世海『制作へ』を読む」というイヴェントです。

司会は奥野克巳さん。登壇者は上妻さん、石倉敏明さんとわたくしの三名で、『制作へ』をどう読んだかについて議論しました。

 

当日の様子は、twitterのモーメント(ツイートを集めて並べたもの)にまとめられております。

https://mobile.twitter.com/i/moments/1065941395926478849

 

『制作へ』の特設ページはこちらです。

http://ekrits.jp/towardforming/