『i feel』No.31、2005年冬号(紀伊国屋書店
☆特集=新宿のイコンたち, 60's


特集では、白石かずこ氏と奥成達氏の対談「街、ジャズ、詩、ファッション 60年代、私たちはこうして新宿とつきあっていた」をはじめ、嵐山光三郎氏のエッセイ、若松孝二氏ほかへのアンケート「私と60年代の新宿」(設問は、「1960年代の新宿で特に印象に残っている「場所(イコン)」をひとつ教えてください」「その場所についてのご自身のエピソードをお願いいたします」という二問)、関連書籍の紹介などで構成。



そのほか、興味深い記事は、パオロ・マッツァリーノ氏のインタヴュー「『反社会学講座』を語る」。マッツぁんによるブックリスト「私が(あるいはたぶん無意識のうちに)影響を受けた8冊」もチェックしたい。

もちろん、〔『反社会学講座』への〕批判もありますよ。ただ、社会学の理論にもとづいたまっとうな批判をされる方が時々いて戸惑うことがあります。社会学の理論ではこうなる、と批判されても、現実の社会が社会学の理論と違っていることはままあるわけですから、むしろ理論なんてものは現実に合わせて修正していかなきゃいけないんです。

(同インタヴューより、p.65)


あの本を読んだうえで、上記のような批判をする人というのは……。


なお、下記のウェブサイトでも読むことができる。


紀伊国屋書店 > ifeel > パオロ・マッツァリーノ「『反社会学講座〕を語る」
 http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/essay31/essay07_31.html


⇒スタンダード 反社会学講座
 http://mazzan.at.infoseek.co.jp/