山本英夫ホムンクルス 5』小学館、2005/02)#0289


トレパネーション(頭蓋に孔をあける施術)を受けた男が、人間の情緒や欲望を透かして見る能力を獲得。さてどうなるか、という話なのだが、管見では第3巻あたりから大きく失速して、本巻ではもはやなにが起こりつつあるのかわからなくなりつつある。心理描写が中心とはいえ、もうすこしテンポがあってもよいと思う。