イヴェント:古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体」

3月27日(金)は、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMAで、古田徹也さん、伊藤亜紗さんとの鼎談でした。

「しっくりくる言葉、どもる体――『言葉の魂の哲学』サントリー学芸賞受賞記念」と題して、古田さんの同書や、伊藤さんの『どもる体』を手がかりに議論しました。

私自身も、話す際に不如意を感じることがままあって、自分の体のことながらままならないものだな、と思う機会も少なくありませぬ。

なにか話したり書いたりして、しっくりくる言葉を探すとき、「これじゃない」「これでもない」と、しっくりこない言葉を思い浮かべてはどかしていくうちに、向こうから「これだ」という言葉がやってくる体験。体に生じるさまざまな不具合を通じて、かえって円滑である状態が認識される体験。ゲームで失敗を通じて、そのゲームの構造を認識する体験。

こうした一見異なる例を重ねながら、あれこれ話しております。

無観客での生放送配信をはじめて経験しました。ラジオともまた違った趣きがあり、これはなにかなと考えているところです。

それはそうと、この鼎談は、1週間後までご視聴いただけるようです。

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