月曜社

映画・X線・精神分析

月曜社の「芸術論叢書」の二冊めとなる最新刊は、リピット水田堯氏の Atomic Light (Shadow Optics) (University of Minnesota Press, 2005, ISBN:0816646112)の全訳『原子の光(影の光学)』(門林岳史+明知隼二訳、芸術論叢書、月曜社、2013/05、ISBN:486…

なんであれかまわないもの

★ジョルジョ・アガンベン『到来する共同体』(上村忠男訳、叢書・エクリチュールの冒険、月曜社、2012/08、ISBN:4901477970) これから読むところですが、内容をご紹介。 バタイユ、ブランショ、ナンシーが投げかけた共同体の(不)可能性への問いを、アガン…

巨大な小宇宙の開闢

bibliotheca hermetica(BH)というウェブサイトをご存じだろうか。 「自然魔術とカバラ」「占星術」「ルネサンス・バロックの科学と文化」「フィチーノ」「薔薇十字の覚醒」「ルドルフ2世とその宮廷」「ヘルメス主義」……と、ヨーロッパ初期近代の思想――そう…

★『舞台芸術』08(京都造形芸術大学・舞台芸術研究センター編、月曜社、2005/06、amazon.co.jp) 太田省吾、鴻英良の両氏が責任編集を務める演劇誌『舞台芸術』の最新号が刊行されています。特集は「パフォーマンスの地政学」。 リチャード・シェクナー、吉…

★川田喜久治『地図』(月曜社、2005/03、amazon.co.jp) 写真集の復刻といえば、本書も貴重な仕事です。まずは書店で実物をお手にとられたい。 ⇒月曜社 > 川田喜久治『地図』 http://getsuyosha.jp/kikan/map.html

モーリス・ブランショ(Maurice Blanchot, 1907-2003)の邦訳作品があいついで刊行されつつある。 ☆『私についてこなかった男』(谷口博史訳、書肆心水、2005/04、amazon.co.jp) 書肆心水からは、ブランショの『文学はいかにして可能か』とその論究対象であ…

ウラゲツ☆ブログの2005年04月19日のエントリより。 五月下旬にモーリス・ブランショの政治論集が月曜社から刊行予定とのことです。同書の共訳者によるミニ・シンポジウムが下記の要領で開催されます。 「モーリス・ブランショ『政治論集1958-1993』 をめぐっ…

■月曜社:http://getsuyosha.jp/ ☆上野俊哉『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社、2005/03/01、amazon.co.jp) ストリートからの日常生活批判! マクルーハン以降の現代のトライブ(部族)の概念、アドルノ+ホルクハイマーの大衆文化論、ドゥル…

★エルンスト・ユンガー『追悼の政治――忘れえぬ人々/総動員/平和』(川合全弘訳、月曜社、2005/01、amazon.co.jp)#0109 エルンスト・ユンガー(Ernst Jünger, 1895-1998)の政治エッセイ四篇を集めた本。 ・「忘れえぬ人々」まえがき(1928) ・「忘れえぬ…