「台湾の文芸誌」と聴いてメモ。
甘耀明著『冬将軍が来た夏』(白水紀子訳) https://t.co/xraH6CoGRv に収録されている高樹のぶ子さんの解説の中国語訳が、台湾の文芸誌「聨合文学」7月号に掲載されました!翻訳者は呉佩珍さん。相互交流が形になってうれしいです! pic.twitter.com/3sPmFjSeTg
— 白水社 (@hakusuisha) August 10, 2018
「台湾の文芸誌」と聴いてメモ。
甘耀明著『冬将軍が来た夏』(白水紀子訳) https://t.co/xraH6CoGRv に収録されている高樹のぶ子さんの解説の中国語訳が、台湾の文芸誌「聨合文学」7月号に掲載されました!翻訳者は呉佩珍さん。相互交流が形になってうれしいです! pic.twitter.com/3sPmFjSeTg
— 白水社 (@hakusuisha) August 10, 2018
8月11日(土)は、ゲーム講座でした。
以前は代々木高等学校(よよこー)の特別講座として開催していたものですが、今年の春から有料の公開講座となっております。
毎回13:30-16:00の150分(途中休憩あり)を使って、一つのテーマについて聴講者のみなさんとともにああでもないこうでもないと考えたり、ゲームをつくったりしています。
今回は「音を使ったゲームをつくろう」というテーマ。
前半は、音の前に、そもそも人間の五感とゲームの関係について検討しました。その上で後半は、音とはなにか、音にはどんな特徴があるかについて考えたあと、そうした特徴を使ったゲームをみなさんに考えてもらいました。
そんなふうにして、毎回、ゲームを考えるだけではなく、テーマそのものについても考察しています。
講座の様子については、この講座全体の企画・運営を担当してくださっている加藤薫先生のブログでレポートをお読みいただけます。
毎月2回、代々木(東京都)で開催しております。ご興味のある方は、下記の加藤先生のブログで予定などをご確認いただければ幸いです。
講座は毎回独立した内容で、必要な知識はその場で説明・共有しますので、はじめてご参加の方や、これまでゲームをつくったことのない方でも楽しみながら学んでいただけます。
『本の雑誌』2018年9月号(本の雑誌社)に「マルジナリアでつかまえて」第12回を寄稿しました。
今回は、ダニエル・ローゼンバーグとアンソニー・グラフトンの『時間の地図製作法(仮題)』に登場する古い時代の年表を扱っております。
私も自分用の年表をつくるのが好きなのでよく分かるのですが、一度こしらえたからといってそれで終わりにならないんですよね。使ったり眺めたりしているうちに、あれもこれもとなって、どんどん追記したり、整理したりして。
『時間の地図製作法』は、吉川浩満くんとの共訳で、フィルムアート社から刊行の予定で目下作業を進めております。お楽しみに。
本誌の特集は「文豪とはなんだ?」。このところ、ゲームや漫画なども含めて、文豪がちょっとした話題になっておりますね。そういえば、現代に文豪はいるのでしょうか。
ついでながらというか、どさくさに紛れてもう一つお知らせです。
先月号にも広告が出ていたのですが、9月上旬に新著が出ます。
広告ではご覧のように『読書のすゝめ』という仮題がついておりますが、まったく別の書名に決まりそうです。
これは上記の「マルジナリアでつかまえて」を担当している編集の高野夏奈さんの(突然の)発案で初夏に企画が立てられ、(どういうわけか)9月上旬刊行予定で猛烈に進行しているものです。
内容は、近日またお知らせできるかと思いますが、私が物書きになった2004年から十余年のあいだに書いた各種ブックガイドやイヴェントでの配布物などを集めた文集です。今年の前半に「日本経済新聞」に連載した「プロムナード」も収録される予定であります。
先週までは高野さん、二百何ページくらいですとおっしゃっていたのだけれど、先日打ち合わせたときには、四百何ページになりましたとのことで、どういうわけか分厚くなりそうです。
上の広告にも書かれているように書き下ろしの文章も三つほど入れる予定です。その一つが「本とともに1カ月日誌」と書かれているもので、2018年7月の1カ月に私が手にした本についてひたすら記録してコメントをつけたものとなっております。先日書き上げたところ、2万文字になりました。
自分ではこのような本に需要があるのかどうかまるで分かりませんので、高野さんには「ほんとに大丈夫ですか?」と何度か念を押しました。あとは野となれ山となれで参ります。
その高野さんによる『本の雑誌』今月号の「編集後記」にも、同書の編集作業の様子が書かれておりました。
はてさてどうなりますか。こうご期待。
「ライプニッツのノートについて」というブログ記事について。
Leibniz's Noteshttps://t.co/As1AaNgPQb
— 中島 智 (@nakashima001) August 9, 2018
哲学者ライプニッツの草稿には、断片的思索どうしを三次元的に連接し、空間的に考察していくプロセスが垣間見える。おそらくはフリーライティングから、無意識/無自覚に関連している要素を明らかにし、新たなネットワークを発見していく技法なのであろう。 pic.twitter.com/VXITpqB25Y
みなさん、夏休みの宿題はお済みでしょうか(気が早い)。
私はまだです。
目下は、秋に出る新著(過去に書いた文章を編んだもの)のゲラや、昔訳した本の文庫化のためのゲラなどを読みつつ、他の新著や翻訳に取り組んでいるところです。あと、今度対談するテーマになっている本のゲラなども拝読中です。あと(以下略)
しかもよく考えたら、夏休みはありませんでした……。
夏休みの宿題といえば読書感想文。
読書感想文といえば、どう書けばいいのだ。
というわけで、進学情報サイト「スタディサプリ」からのリクエストで、読書感想文のコツについてお話ししました。
というと、大変に物が分かったふうで偉そうでもありますが、なにを隠そう私自身は、子供のころ、読書感想文が嫌いでした。読むのは好きでも、書くのはそうでもなかったのですね。
いまは少しだけ文章も書けるようになってきました。
というので、近藤智子さんによるインタヴューに答えております。中高生の頃の自分に伝えるつもりで。
と、書いてみたのはよかったものの、そもそもこのブログを中高生のみなさんが読んでいない可能性に気がついてしまいました。いいんです。
さあさあ、宿題に戻ろ。
8月5日(日)は、青山ブックセンター本店で、安田登さんの新著『身体感覚で『論語』を読みなおす。』(新潮文庫)の刊行記念対談でした。
冒頭からご来場のみなさんとともに安田さんの声に従って『論語』学而の一節に節をつけて読み(謡い)、同じく金文を筆写する頃には、すっかりあたりは異界に。
私はシロウトであるのをよいことに、安田さんにご著書のことや『論語』について、あれこれ素朴なことからちょっと込み入ったことまで、いろいろお尋ねしました。
次はどこにつながるか、なにが飛び出してくるか分からない安田さんのお話にワクワクしながらの対談は笑いも絶えず、毎度のことながら実に愉快でした。このたびも、あっという間の90分で、まだまだ話は尽きません。またいずれ機会をつくってお話を伺いたいと思います。
安田さんが配布した資料については、下記ツイートをご覧ください。
昨日の青山ブックセンターでの山本貴光さんとの対談で配布した資料です。ツイッターはPDFは添付できませんがjpgにして添付します。山本さんの資料もすごくいいので、ぜひ公開していただきたいですね。 pic.twitter.com/CWZ3mGRrtj
— 安田登 (@eutonie) August 6, 2018
私からみなさんに配布したメモは下記リンク先にファイル(PDF)を置いてあります。『身体感覚で『論語』を読みなおす。』の要約と、比較したら面白いと感じたエピクテトスのことを書いてあります。
また、対談に先立って1週間にわたってtwitterで行った公開打ち合わせの様子と、対談へのコメントを安田さんがtogetterにまとめておいでです。
また、当日ご紹介した本は以下の通りです。