PHP新書
世の中には驚くべき多読家というものがいて、同じ1日24時間を過ごしているのに、いったいいつの間にそれほどの書物を読んでいるのかと舌を巻くことがある。よく知られた名前で言えば、松岡正剛氏、立花隆氏、福田和也氏などだ。 たとえば、立花氏の『ぼくが…
★小沼純一『武満徹——その音楽地図』(PHP新書339、PHP研究所、2005/03、amazon.co.jp)#0319 武満徹(たけみつ・とおる, 1930-1996)の幅広い音楽活動への導入のために書かれた一冊。武満といえば「ノヴェンバー・ステップス」に代表される現代音楽のイメー…
★小松美彦『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP新書、2004/06、amazon.co.jp) 小松美彦さんの新著『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP新書、2004/06、amazon.co.jp)を読了する。以下、雑駁な印象を記す。 序文のあたりに、ウェットな雰囲気が感じられたのでど…
★岡田尊司『パーソナリティ障害――いかに接し、どう克服するか』(PHP新書304、PHP研究所、2004/07、amazon.co.jp) 「パーソナリティ障害」ってなんだろうか? 『DSM-IV-TR』(邦訳版は医学書院)をひいてみる。 パーソナリティ障害の全般的診断基準 General…