同時的


アラン・ド・リベラ『中世哲学史(新評論、1999/09; 原書は1993)

「したがって哲学史家は二重の使命を託されることになる。哲学史家は、多くの世界を、「われわれの」歴史の時間のなかでは同時的であるがそれらの歴史の時間のなかではかならずしも同時的ではないものとして、跡づけなければならない。それらを生きる人々にとってはかならずしも照応性のないいくつかの時間を、同じひとつの世界史のなかに共存させること、これこそ中世哲学史によって提起された問題である」


どうりで分厚くなるわけだ、『中世哲学史』。続編はどうなっているのかなこれ。