西洋古典叢書

刊行予定『西洋古典名句名言集』(京都大学学術出版会)

来たる2023年12月12日に『西洋古典名句名言集』(西洋古典叢書編集部編、京都大学学術出版会)が刊行予定とのこと。 「西洋古典叢書」といえば、1997年に創刊された叢書で、「西洋の「知」の源泉であるギリシア・ラテンの主要な著作・作品を可能な限り網羅し…

ディオニュシオスの弁論術2

(承前)ディオニュシオスが古代弁論家として最初に取り上げるのは、リュシアス(紀元前5世紀から4世紀に活動)です。 ディオニュシオスは、リュシアスが書き残した弁論の文体について、次のような美点を数え上げています。 ・純正なギリシア語 ・標準的で一…

ディオニュシオスの弁論術

いとも賢いアンマイオスよ、われわれは今のこの時代におおいに感謝せねばなりません。というのも、他のさまざまな研究分野が以前よりも改善されたうえに、とくに市民弁論への関心がおおいに高まったのですから。じっさいわれわれに先立つ時代には、古くから…

★プラトン『ピレボス』(山田道夫訳、西洋古典叢書、京都大学学術出版会、2005/06/23予定) ⇒哲学の劇場 > 作家の肖像 > プラトン http://www.logico-philosophicus.net/profile/Platon.htm

★クインティリアヌス『弁論家の教育1』(森谷宇一+戸高和弘+渡辺浩司+伊達立晶訳、西洋古典叢書L014、京都大学学術出版、2005/05、amazon.co.jp)#0420 Marcus Fabius Quintilianus, Institutio Oratoria ローマの弁論家マルクス・ファビウス・クインティ…

★ポリュビオス『歴史1』(城江良和訳、西洋古典叢書G041、京都学術出版会、2004/12、amazon.co.jp)#0281 西洋古典叢書第III期第8回配本は、ポリュビオス(前200頃-前118年頃)による歴史書。「なぜ半世紀の間にローマが地中海の覇者となることができたのか…

★アエリウス・スパルティアヌス他『ローマ皇帝群像1』(南川高志訳、西洋古典叢書L012、京都大学学術出版会、2004/01、amazon.co.jp)#0113 Historia Augusta 西洋古典叢書の第II期(全31巻予定)は、はやくも残すところあとニ冊の配本となった。次回予定さ…

古典ギリシアの諸作品を読んでいると、こんなに面白いものがあるならしばらく他の本は要らないや、という気分になることがある。叙事詩、抒情詩、悲劇、喜劇、物語、弁論、歴史、地理、哲学、医学、天文学、博物誌、戦記、綺譚、書簡、恋愛論、数学、農業、…