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スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第1回「テクノロジーとしての歩行」

『IDEA』第376号(誠文堂新光社)にスコット・ジョセフ「場所のない言葉」の第1回「テクノロジーとしての歩行」の翻訳を寄稿しました。 (IDEA No. 376〔下記リンク先〕より) ⇒IDEA > No. 376 http://www.idea-mag.com/idea_magazine/376/ アイデア 2017年 01 月号 [別冊付録付き] 出版社/メーカー: 誠文堂新光社 発売日: 2016/12/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る

2016年人文書ベスト20

…ト・L・モンゴメリ『翻訳のダイナミズム――時代と文化を貫く知の運動』(大久保友博訳、白水社、2016/09) ・スティーヴン・ワインバーグ『科学の発見』(赤根洋子訳、文藝春秋社、2016/05) ・ピーター・ペジック『近代科学の形成と音楽』(竹田円訳、NTT出版、2016/12) ・『ゲンロン4』特集=現代日本の批評III(ゲンロン、2016/12) ・池澤夏樹=個人編集日本文学全集『日本語のために』(河出書房新社、2016/08) ・『パウル・クレー 造形思考』(上下、土方…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる学術の旅」

…授)★現在編「西周 翻訳の妙技」 石井雅巳(在野研究者、津和野町町長付)★未来編「学術の地図作成法――わける・ならべる・つなげる」 山本貴光(文筆家) ★質疑・全体ディスカッション こんな告知画像もつくっていただきました。 (西先生が出演するわけではありませんのでご注意ください) 既に満席となっており、それならどうしてブログに投稿したのじゃという話でありますが、備忘がてら記す次第です。あしからず。 ⇒facebook > Tsuwano T-space > 同イヴェントについ…

「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」

…、2016/09)に翻訳を寄稿しました。 ★エイドリアン・ショーネシー「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」 オランダのデザイナー、ジュリアン・シュロファー(Juurian Schrofer, 1926-1990)の略伝。原文(英語)と拙訳が23ページにわたって多数の図版とともに掲載されています。 日本語組版は、白井敬尚形成事務所。 今号の特集は「佐藤晃一の自由研究」。 ⇒idea > No. 375 http://www.idea-mag.com/idea_mag…

書評はこんなふうに

…03. 類書、原書(翻訳書の場合)を集め読む。(ただしこれは締め切りまでの時間次第) 04. 書評する本をもう一度読む。(時間の許す限り復読) 05. 余白への書き込みをメモに書き出す。 06. このメモを並べ替え、追記しながら構成を考える。 07. 構成を箇条書きにする。 08. この箇条書きにそって書評原稿を書く。(まずは文字数を気にせず) 09. 書き終えた原稿をプリントアウトして赤ペンを片手に読む。(時間の許す限り何度でも) 10. 規定文字数を超過している場合、全体…

学校・対談・原稿

…束している本や執筆・翻訳に充てようという作戦です。 来年度はこの方面の仕事をさらに減らして(あるいは絞って)参りたいと念じております。 * お話はかわりまして。 考える人 2016年 05 月号 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/04/04 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (4件) を見る 先日発売になった『考える人』2016年春号(新潮社)に、相棒・吉川浩満くんとの対談「生き延びるための人文」第1回「知のサヴァイヴァル・キットを更新せよ」を掲載いただき…

『タイタンの妖女』

円城塔さんの翻訳による『これで駄目なら』(飛鳥新社)を読んで、久しぶりにカート・ヴォネガットの小説を読みたくなった。 率直にいえば、私は初めて読んだときからこの方、ヴォネガットが書いていることの何割かについては、その面白さがわからずにいる。たとえば「きっと、ここ、笑えることを言っているんだろうな」と思いながら、笑いがこみあげてはこない感じといおうか。(似たような感覚を、マーク・トゥエインの小説に抱くことがある) そういえば、『これで駄目なら』の中で、ヴォネガットはこんなことを…

「あわい」の重なりから生まれる空前絶後の異時空間

…さんが『新約聖書』の翻訳について、そんな昔の異語で書かれたことがそうそう簡単に分かろうはずもない(大意)と述べていらしたことを思い出した。 息を呑みながら『イナンナの冥界下り』を観るあいだ、意味と無意味のあいだとをたゆたって、意味や因果の拘束からひとときなりともほどき置かれたという感じがする。というよりも、この舞台を観るあいだ、自分に訪れた状態から逆に、日ごろどれだけのものに縛られているのかを感得したといったほうがよいかもしれない。観終って、凝り固まった身体がほぐれたようにさ…

「記憶のデザインのために――来たるべき知識環境の構想」

…になりました。浅野さんは、ピーター・モービルの『アンビエント・ファインダビリティ――ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅』(オライリージャパン、2006)をはじめとする翻訳も手掛けておられます。 ekrits.jp ekrits.jp Intertwingled: 錯綜する世界/情報がすべてを変える 作者: ピーターモービル 出版社/メーカー: Semantic Studios 発売日: 2015/01/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

works in progress

…かの本の企画、執筆、翻訳などを進めております。 10面指し将棋の様相を呈しておりますが、落ち着いて一つずつ形にして参る所存です。 現在のところ、最もゴールに近いのは、『「百学連環」を読む(仮)』(三省堂)です。以前、三省堂ワードワイズ・ウェブで連載した原稿をもとに手を入れて、単行本として仕立て中であります。 担当してくださっているのは、連載中もおおいにお世話になった荻野真友子さん。それどころか、そもそもこの連載が始まったのも、もとはといえば、私がブログかSNSかどこかで、「西…

円城塔『シャッフル航法』出版記念トーク&サイン会

…学について、あるいは翻訳について、いろいろ伺ってみたいと思います。『シャッフル航法』に収録された短篇もまた、企みと可笑しさに満ちていて、同じゲームを何周も遊ぶように、つい二周、三周と繰り返し読んでいます。対談でも、この、クセになる仕組みと面白さに迫りたいと念じております。 2015/09/03追記ご来場いただき、ありがとうございました(満員御礼だったとのこと)。円城さんからは、新作短篇「〈ゲンジの物語〉の作者、〈マツダイラ・サダノブ〉」が配布され、詰めかけたファンの皆さんは大…

A Greek and Arabic Lexicon

…y our knowledge of the vocabulary of these translations. (版元紹介文より) 8世紀から10世紀にかけて、古典ギリシア語の著作がアラビア語に翻訳された際の、翻訳(語の対応)に関するレキシコン。 これ、手元に揃えたいなあ。 ⇒Brill > A Greek and Arabic Lexicon http://www.brill.com/products/book/greek-and-arabic-lexicon-galex

…、むぎ書房、1988/10、ISBN:4838401000) ★『言語普遍性と言語類型論――統語論と形態論』(言語学翻訳叢書、松本克己+山本秀樹訳、ひつじ書房、2001/03、ISBN:489476136X) ★バーナード・コムリー+スティーヴン・マシューズ+マリア・ポリンスキー『世界言語文化図鑑――世界の言語の起源と伝播』(片田房訳、2005/01、東洋書林、ISBN:4887216890) ★『テンス』(久保修三訳、開拓社、2014/09、ISBN:4758922020)

いかに探し、読み、書くか? ネット時代の〈本〉との付き合い方

…に『心脳問題──「脳の世紀」を生き抜く』(山本貴光との共著、朝日出版社)、『問題がモンダイなのだ』(山本との共著、ちくまプリマー新書)、『音楽誌が書かないJポップ批評41ブルーハーツ/ハイロウズ ヒロトとマーシーの20年』(別冊宝島編集部編、宝島社)ほか。翻訳に『マインド──心の哲学』(山本との共訳、J・サール著、朝日出版社)など。 ⇒リブロ > ショップブログ(リブロ池袋本店) http://www.libro.jp/blog/ikebukuro/event/210.php

回顧と展望

…書(新書) ・『「百学連環」を読む』(三省堂) ・『哲学の劇場(仮)』(吉川浩満と共著、筑摩書房) ・マリー・セットガスト『先史学者プラトン』翻訳(吉川浩満と共訳、朝日出版社) ・科学書ブックガイド(編集協力・執筆) ・数学書ブックガイド(雑誌への寄稿) 以上のなかには2013年末の「回顧と展望」でも触れているものがあります。2015年こそは! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 *1:ここ数年は更新しておりませんでしたが、目下再始動のアップ中(と言い続けて何度目か)。

…使って、しかかり中の翻訳(Plato, Prehistorian)、『文体百般(仮)』(新潮社)単行本版のゲラの確認、『「百学連環」を読む(仮)』(三省堂)単行本化のためのリライト、『漱石『文学論』論(仮)』の執筆、新たに書くことになったプログラム入門書の準備、『ユリイカ』次号の準備などを進めたいと念じております。 ・先日お知らせした田川建三ほか『はじめて読む聖書』(新潮新書、2014/08、ISBN:4106105829)が重版になったと版元からお知らせをいただきました。作…

…漱石の研究と書誌』(翻訳研究・書誌シリーズ別巻2、ナダ出版センター、2002/07、ISBN:4931522106) 刊行された漱石の著作と、明治39年から平成13年までに出版された漱石研究文献中1000点の詳細書誌を紹介した本。ものによっては抜粋やコメントもあり。 ★赤木孝之『現代文学裏話――作家の生活と作品』(文芸社、2013/04、ISBN:4286135578) 夏目漱石「吾輩は猫である」、芥川龍之介編「近代日本文芸読本」、葛西善蔵「酔狂者の独白」、永井荷風「ひかげの…

…摩叢書、1967)の翻訳もしており、なにかと縁がある。日本比較文学会を創設したメンバーでもあるとか。 ★江藤淳+吉田精一編『夏目漱石全集 別巻』(角川書店、1975/02) 角川書店版漱石全集の別巻は漱石論集。『文学論』の観点からは、江藤淳とともに編集を担当している吉田精一の「夏目漱石の文芸理論」が目当て。ただし、収録された論文の出典などについて解題の類いは記されていない。そもそもこの巻がどのような意図で編まれたのかといった解説もない。ひょっとしたら月報などがついていて、そこ…

…ついて。ホメロス他、翻訳書は別途追記するつもり。 ★『天地有情』(博文館、明治32年04月) http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/876409 ★『暁鐘』(有千閣・佐養書店、明治34年05月) http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/876282 ★『訂正増補 暁鐘』(上田屋書店、明治41年07月) http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/876283 ★『新…

専門学校東京ネットウエイブでの夏休み前の講義もすべて終わり、次の月曜日に予定されている東京工芸大学の二つの講義(最終回)を乗り切れば、晴れてお役御免でございます。 あとはひたすら翻訳と執筆と読書をする夏にしたい所存。あと映画も、それとゲームも……。

そして10年が経った

…次の仕事を探したい。とりあえず職業占いか。 タイトルは「ゲーム業界から少し離れて」。 少し離れて、またどこかのゲーム会社で働くことにでもなろうか。そんな気分でいたことが思い出される。 結局どうなったかといえば、ゲーム会社には行かず、さまざまな出来事が積み重なって、執筆、翻訳、教育、起稿を生業とするフリーランス(自由な槍持ち)になり、こうして10年が経った。これといった芸も能もないわたくしがここまでやってこられたのも、ひとえにみなさまのおかげであります。心より深謝申しあげます。

感情研究文献

…にあるウーテ・フレーフェルト氏のページ。 ★Claudia Hammond, Emotional Rollercoaster: A Journey Through the Science of Feelings (Harper Perennial, 2010/06, ISBN:000716467X) 最近『脳の中の時間旅行――なぜ時間はワープするのか』(渡会圭子訳、インターシフト、2014/03、ISBN:4772695397)が翻訳刊行されたクラウディア・ハモンドによる本。

…付:古代ギリシア文学翻訳年表)」(『慶應義塾大学日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション』(36), 59-77, 2006) http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN10032394-20060000-0059.pdf?file_id=10629 ★高橋直人「近代ドイツの法学教育と「学びのプラン(Studienplan)――刑事法史研究との関連を意識しつつ」(『立命館法学』第3号、…

…15261252)の翻訳書。とりわけ第1章「文学とは何か」、第2章「バーチャル・リアリティとしての文学」になにが書いてあるのかを読みたくて。 ★郷原佳以選「シクスー/デリダ『ヴェール』の星座」(じんぶんや第97講、紀伊國屋書店新宿本店3F) エレーヌ・シクスー+ジャック・デリダ『ヴェール』(みすず書房、2014/03、ISBN:4622078112)を訳され、『文学のミニマル・イメージ――モーリス・ブランショ論』(左右社、2011/03、ISBN:4903500497)などの…

ただいま翻訳中

…5000 B.C. in Myth and Archaeology(The Rotenberg Press, 1986, ISBN:0940262347〔リンク先は2000年刊行のリプリント版〕)の翻訳を、相棒の吉川君との共訳で毎日少しずつ進めています。プラトンが『ティマイオス』や『クリティアス』で言及したことでも知られるアトランティスについて、現代(本書刊行当時)の神話学や考古学の知見と照らし合わせることで、なにが見えてくるだろうかという試み。朝日出版社から刊行の予定です。

言葉に明け暮れた生涯

…ロス(記述)×酒詰(翻訳)×読者(読解) と、少なくとも四つの要素が絡み合っており、よく言えば、ペレックという対象を前に、記述、翻訳、読解それぞれの「教養の限界」(などと申せばなんだか失礼なようでもあるけれど、他意なく個々人にある限界のことをここでは指している)を組み合わせて立ち向かうような、そんな次第が否応なく意識されてくる。 などと、邦訳書にして二段組みで800ページに迫ろうという物塊を前にして、つい理屈っぽいことを述べてしまったが、改めて簡単に言うなら、ペレックが書いた…

2014年の講義

…ったのは、これまで「将来、なにかの役に立ててやろう」だなんて微塵も思わずやってきたことが、ここに来てあれこれ役に立ってしまっているということでした。見ていると、今日、明日すぐ役に立ちそうなことのほうに目を奪われがちな学生のみなさんに、人生はこういう仕組みで(も)あるということをなんとかお伝えして参りたいと念じております。 目下は、講義の準備をしつつ、漱石の『文学論』を読み解く本の執筆や、吉川君と取り組んでいる Plato, Prehistorian の翻訳などを進めています。

回顧と展望

…で使われている言葉を翻訳造語したことでも知られる西が、西洋の学術全般を眺めわたしてみようという、いま考えてもかなり野心的な試みであります。連載では、その講義録のうち、冒頭に置かれた「総論」を足かけ3年で読んでみたのでした。この連載も、まとめて読める形を目指して作業中です。 もう少し大きな文脈で言えば、「「百学連環」を読む」は、ここしばらく「新たなる百学連環」と称して(ゆるゆると)進めている学術史に関するプロジェクトの一環でもあります。過去五千年くらいの世界の学術史の流れを一望…

『ルールズ・オブ・プレイ』を使い倒すために

…ルズ・オブ・プレイ』翻訳者の山本貴光氏をゲストに、本書が扱うゲームデザインを題材に話題提供していただき、本書のゲームデザインの考え方や技法への理解を深め、参加者のデザインスキル向上に役立てることを趣旨とした研究会を行います。 本書を読みこなせていない方、関心はあったけど手が伸びてなかった方、本書のことは知らなかったけどゲームデザインの手法に関心のある方など、本書を読まれていない方対象ですが、もちろん既に本書を読まれた方が参加されても、さらに本書を「使い倒す」ための糸口を得る機…

新編新訳20編

…ス全集の目次や既存の翻訳書をできるだけ網羅した書誌です。その後手を入れていないため、近年の翻訳などについては反映しておりませんが、原著と邦訳の対応を知りたい場合などには有益かと思います。 そんなわけで、いろいろな版で読んでもいるため、今回の平凡社ライブラリー版は、なにかの用事でもできるまで見送ろうと思っていた矢先、書店で目にしたが最後そのままレジへ運んでしまいました(ボルヘス怖い)。いえ、棚のまえでぱらぱらページを繰っているうちに、「うん、どれも読んだことがあるとはいえ、この…