2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『舞台芸術』

ウラゲツによると、『舞台芸術』第7号は、早いところで明日(14日)に並ぶとのことです。 ⇒ウラゲツ > 「「舞台芸術07」店頭発売日と書影」(2004/12/13) http://urag.exblog.jp/1431096/

★『空海コレクション2』(ちくま学芸文庫ク10-2、筑摩書房、2004/11、amazon.co.jp) 空海の主著を注解つきで収める「空海コレクション」第二巻。本巻に収録された作品は以下のとおり。 即身成仏義 声字実相義 吽字義 般若心経秘鍵 請来目録 ★カール・ポラン…

★『アンティゴネー』(1991-92, 100min) Die Antigone des Sophokles nach der Hölderlinschen Übertragung für die Bühne bearbeitet von Brecht ★『ロートリンゲン!』(1994, 21min) Lothringen! ★『今日から明日へ』(1996, 62min) Von heute auf mor…

ストローブ=ユイレ関連書

ところで、ストローブ=ユイレの映画に関しては、たいへんに便利でよく出来た本がある。 ★細川晋編『ストローブ=ユイレの映画』(アテネフランセ文化センター+神戸ファッション美術館監修、1997/12、amazon.co.jp) 1997年にストローブ=ユイレ映画祭が開…

★『セザンヌ』(Cézanne)(1989, 51min) ジョワシャン・ガスケによる評伝『セザンヌ』(与謝野文子訳、求龍堂、1980/11)に含まれるセザンヌとの架空の対話の引用、ジャン・ルノワールの映画『ボヴァリー夫人』(1933)――これはギュスターヴ・フローベール…

アテネ・フランセの「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2000」で次の二作品を観る。 ★『黒い罪』(Schwarze Sünde)(1988, 40min) フリードリヒ・ヘルダーリン(1770-1843)による未完の悲劇「エンペドクレスの死」第三稿を映画化したもの。ストローブ=ユイ…

★米川良夫「フォルティーニによるパゾリーニ批判」(『イタリア学会誌』第39号) ストローブ=ユイレの映画『フォルティーニ/シナイの犬たち』(1976)に触れて、イタリアの詩人フランコ・フォルティーニを追跡しようと思い立った。のはよかったのだが、フ…

★『読書人』2004年12月17日号 恒例の「2004年の収穫」。評者たちが2004年に触れた書物から三点を選ぶ企画。ノーマークだった本や、気にしながらとうとう手にとらずにきた本をすくいとるよい機会。気のせいか、例年よりも評者が少ないような(『みすず』の読…

★読売新聞社編『映画100物語 外国映画篇 リュミエールからスピルバーグまで、映画がつくった20世紀』(読売新聞社、1995/07、amazon.co.jp) 名作でたどる映画史の本。1ページから2ページごとに一作品を紹介する気軽な体裁。なぜ、どういう基準でこれらの作…

★芝山幹郎『映画は待ってくれる』(中央公論社、1998/04、amazon.co.jp) 『キネマ旬報』の連載映画エッセイ「オールモスト・クール」を編んだ一冊。エッセイというスタイルで映画についてなにかを語るということは、結局のところその語り手がそれまでに経て…

★『杜牧詩選』(松浦知久+植木久行編訳、岩波文庫赤22-1、岩波書店、2004/11、amazon.co.jp) 晩唐の詩人・杜牧(803-852)の詩選集。主要132作品をおさめ、「訓読・現代語訳・語釈・補注・解説・年表」をつけたもの。

★杉山其日庵『浄瑠璃素人講釈(下)』(内山美樹子+桜井弘編、岩波文庫緑174-2、岩波書店、2004/11、amazon.co.jp) 其日庵(そのひあん)杉山茂丸が主宰の雑誌『黒白』(1917年創刊)に連載された「義太夫虎の巻き」をまとめた書物。

★クック『太平洋探検2――第一回航海(下)』(増田義郎訳、岩波文庫青485-2、岩波文庫、2004/11、amazon.co.jp) The Journal of Captain James Cook on his Voyage of Discovery(edited by J.C.Beaglehole, 4vols., Cambridge University Press, 1955-1967…

★『田中正造文集(一)――鉱毒と政治』(由井正臣+小松裕編、岩波文庫青N107-1、岩波書店、2004/11、amazon.co.jp) 足尾銅山鉱毒事件に際しての明治天皇への直訴文なども収録されている。全二冊の予定。田中正造のまとまった文章は、『田中正造全集』(全20…

★『別冊情況』2004年12月「特集=カント没後200年」(情況出版、2004/12) 牧野英二編のカント特集号。カント(1724/04/22-1804/02/12)が亡くなってから二百年。彼が考えたことが現在どういった意義をもっているか、「いまなぜカントか?」、という牧野英二…

ストローブ=ユイレ上映特集@アテネフランセに赴くみちすがら、神保町で書店をめぐる。 『情況』の別冊でカント特集号が出ている。(世界はいうに及ばず)日本のカント業界がどうなっているのか、とんと不案内なので(知らなくてもよいという話もありますが…

ゴンブローヴィッチ

ゴンブローヴィッチの作品について、手元にある情報をまとめておきます。 ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ(Witold Gombrowicz, 1904-1969) 1933 『成熟期の手記』(『バカカイ』に再録)1937 『フェルディドルゥケ』(米川和夫訳、集英社、1970; 平凡社ラ…

⇒東京書庫 http://www.tokyo-shoko.com/framec01.htm 自分ごと倉庫に住んだほうがはやいというはなしもあったりなかったり。

愛すべきお莫迦小説

『文學界』2005年1月号に掲載されている島田雅彦、中原昌也、西成彦の鼎談「文学の破壊神ゴンブローヴィッチ」を読むうちに、にわかにゴンブローヴィッチの『トランス=アトランティック』(西成彦訳、文学の冒険、国書刊行会、2004/09)を読みたくなり書店…

★『すべての革命はのるかそるかである』(1977, 11min) ★『雲から抵抗へ』(1978, 105min)

★ゴンブローヴィッチ『トランス=アトランティック』(国書刊行会、2004/09、 amazon.co.jp) Witold Gombrowicz, Trans-Atlantyk (1953) ポーランドでの作家としての名声におさらばし、アルゼンチンにやってきた「小生」は、海の向こうの祖国で戦争が始まっ…

気になっているもの。

★高橋悠冶『音の静寂 静寂の音』(平凡社) ☆西洋古典叢書の新刊 ☆多和田葉子『旅をする裸の眼』(講談社) ☆松浦寿輝『そこでゆっくりと死んでいきたい気持ちをそそる場所』(新潮社) ★エリー・フォール『美術史3 ルネサンス』(国書刊行会) ☆『デリ DeLi…

LEFT ALONE

映画「LEFT ALONE」を小特集している『早稲田文学』で知ったのだが、同作品の完成版*1が2005年1月にユーロスペース(@渋谷)で公開予定のようだ。また、明石書店からは、同作品の書籍版がやはり2005年1月(下旬)に刊行とのこと。広告によると―― 運動の核心…

気がつけば重い荷物を背負いて

本を不用意に入手しないようにしよう、と思って街を歩いていたのだが、気が付けばあれこれの雑誌を手にしている。読みたい作品がひとつでもあるとそれにつられて手をのばしてしまうのが敗因(勝負ではないわけだが)。 『新潮』は上には詳しく記さなかったけ…

★『マホルカ=ムフ』(1962, 18min) ★『妥協せざる人々』(1964-65, 55min)

★『アーレント=ヤスパース往復書簡2』(L.ケーラー+H.ザーナー編、大島かおり訳、みすず書房、2004/10、 amazon.co.jp) 全三分冊で刊行。すでに三分冊目も刊行されている。 ★『早稲田文学』VOL.30-1、2005年1月号 ☆小特集=左側を歩け!!――映画「レフト…

★シェーンベルク『モーゼとアロン全曲他』(SONY、SRCR2712, 3) #つづく

シェーンベルクとカンディンスキー

上記の映画で引用されている書簡を含む、シェーンベルクとカンディンスキーの往復書簡は、つぎの書物で読むことができる。 ★シェーンベルク+カンディンスキー『出会い 書簡・写真・絵画・記録』(J.ハール=コッホ編、土肥美夫訳、みすず書房、1985/09、ama…

ストローブ=ユイレから遡行する

ストローブ=ユイレの映画『アーノルト・シェーンベルクの《映画の一場面のための伴奏音楽》入門』(Einleitung zu Arnold Schoenbergs "Begleitmusik zu einer Lichtspielscene")(1972, 15min)は、シェーンベルクがカンディンスキーに送った書簡の朗読か…

★うすた京介『ピューと吹く!ジャガー8 だせ!たてぶえマン』(JUMP COMICS、集英社、2004/12) 読み手のわたくしがジャガーさん(うすたさん)ワールドに慣れてしまったのか作品のテンションの問題なのか、ここ数巻、「うわわ、この漫画どこへ行っちまうん…