おしらせ

最近のおしらせ ■1.話す ★三中信宏×山本貴光×吉川浩満「分ける、つなぐ、で考える——分類と系統樹から見える世界」(ゲンロンカフェ、2017/09/01) 新著『思考の体系』(春秋社)を刊行された三中信宏さん、吉川浩満くんと鼎談いたします。

リンゴをかじる

このところ、リンゴを食べるときには果物ナイフで切りわけて、皮をむいて食べていた。 思い立って、ひさしぶりに丸のままかじってみた。先日、桃を丸のまま皮ごと食べた記憶があったからかもしれない。 映画でときどき、人物が手に持っていたリンゴを服のは…

ヴェルナー・ローレヴィンク『時の束』

ヨーロッパとアメリカにおける書物に現れた時間表現を集めた、Daniel Rosenberg and Anthony Grafton, Cartographies of Time: A History of the Timeline (Princeton Architectural Press, 2010)に登場する書物について、ネット上で見られる資料のリンクを…

『夏目漱石『文学論』論(仮)』

『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房、2017刊行予定)の初校ゲラを眺めております。 当初の予定では、もうちょっとスマートというか、しゅっとした本になるはずだったのですが、このままだと前著『「百学連環」を読む』(三省堂)より厚い本になってし…

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集『源氏物語』(角田光代訳)/『池澤夏樹、文学全集を編む』

2014年の『古事記』(池澤夏樹訳)から始まった「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻、河出書房新社)も既刊27巻となり、残るは角田光代さんによる新訳『源氏物語』(3巻)となりました。 その上巻(1帖「桐壺」から21帖「少女」)が9月11日に刊行…

高橋新吉『ダダイストの睡眠』

★高橋新吉『ダダイストの睡眠』(松田正貴編、境界の文学、共和国、2017/08) 共和国の「境界の文学」シリーズ4冊目は、「発狂詩人」高橋新吉の文集。 巻頭から新吉発狂を報じる『読売新聞』(1922年12月22日)の記事が目に入り、はやくも不穏な気配。 詩は…

ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか』重版

ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか――ことばとビジュアルの間、目と頭の間』(細谷由依子訳、フィルムアート社、2015)が重版されたとのことです。 自分の本ではないけれどうれしいなあ。 いい意味でとても変な本。 なにしろ書名に…

「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」

青山ブックセンター本店で始まったブックフェア「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」で選書をしました。 100人の人が、それぞれ1冊を選んでコメントを書くという企画です。 (写真は青山ブックセンター本店提供) なにを選んだかは、ご覧になってのお楽し…

「人生がときめく知の技法」第12回

「webちくま」で吉川浩満くん(id:clnmn)と連載中の「人生がときめく知の技法」第12回が公開されました。 「「心像の正しい使用」とは?」(その三)です。 「その三」と続いているくらいで、ここはエピクテトス先生の説く哲学のそれこそ心臓部であります。…

新企画に向けて

大学の講義が終わって、ホッと一息つく間もあらば、打ち合わせが重なる日々でございます。 今日は新宿と神保町で、以前から企画していたものの着手できずにいた本と、新規連載についてそれぞれお話しをして参りました。目下仕掛かり中のものを終え次第、順次…

田川建三訳著『新約聖書 訳と註』全巻完結

田川建三訳著『新約聖書 訳と註』(全7巻・8冊、作品社)、とうとう最終第7巻が刊行されるようですね。 ぜひ本文を集めた一巻も出していただきたいところであります。 なにはともあれ、田川建三先生、おつかれさまでした! 以下は作品社のウェブページから。…

コレクションから浮かび上がるもの――Instagram / Pinterest

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 お知らせしたことがあったかどうか失念してしまいましたが、少し前からInstagramに写真を投稿しております。 といっても、ご覧いただくような暮らしをしているわけでもなく、日々手元に届く本の一端を記録する蒐書記録のよ…

『ゲンロンβ16』に寄稿しました

東浩紀さんが編集するメールマガジン『ゲンロンβ16』に、吉川浩満くん(id:clnmn)との連載書評「人文的、あまりに人文的」第14回を寄稿しました。前回までは毎号掲載でしたが、今回から隔号掲載です。 加熱する人工知能ブームを冷静に見るための本と、現在…

東京工芸大学での講義は最終回

東京工芸大学での講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」がすべて終了しました。お引き受けして以来、多くても3回までというつもりでいたのですが、4回目の登壇となりました。そして、今年をもって最終回とする所存です。 大学/大学院での講義は、2009年に…

「人生がときめく知の技法」第11回

「webちくま」に吉川浩満くん(id:clnmen)との連載対談「賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学 人生がときめく知の技法」第11回を寄稿しました。 今回は「「心像の正しい使用」とは?」のその二です。 ここ数回、少し込み入った話をしていますが、吉川くんと私と…

文字入力はつらいよ

WORDに関する不具合について、将来(同じ目に遭ったとき)の自分のためにメモを残す。 Office 365のWORDで文書作成中、日本語入力の挙動がおかしくなった。 使っている仮名漢字変換ソフトはATOK2016。 生じる現象は、次のようなもの。 例えば、「前ゲーム的…

『本の雑誌』2017年8月号「知の巨人に挑む!」

『本の雑誌』2017年08月号(通巻410号)「特集=知の巨人に挑む!」(本の雑誌社)に寄稿しました。 (いつもはほがらかな感じの表紙も、今回ばかりは「いいから本を読め」と、眉間にしわのよった感じで迫ってきます) 特集に関連する目次は次のとおり。 ・…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #09

読書会での報告準備として、イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んだメモを公開しています。 ■メモランダム9.第2章第2節:言葉の問題 9-1.「遊び」と「ゲーム…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #08

読書会での報告準備として、イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んだメモを公開しています。 ■メモランダム8.第2章の構成(小休止) 以上で、第2章の最初の節を読…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #07

前回のメモで読んだ第2章題5-6段落について、読解の続きです。 ■メモランダム7.第2章第5-6段落の補足(ホフスタッター) 7-1.ホフスタッターの議論 ユールは、ゲームを定義することの意味を説くために、ダグラス・ホフスタッターの本から「生産的集合」…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #06

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第5-6段落を読みます。 ■メモランダム6.第2章第5-6段落:ゲームを定義する意味 6-1.古典的ゲームモデルと新しいゲーム まず…

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』の月報に寄稿しました

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』(河出書房新社、2017/07)の月報に寄稿しました。 今回の月報には、池澤春菜さんによる「世界の形と言葉の灯台」と、拙文「宇宙全部入り――玄関から銀河帝国の滅亡まで」が掲載されています。 …

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #05

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第4段落を読みます。 ■メモランダム5.第2章第4段落:定義をテストするために 5-1.定義をテストする方法 バーナード・スーツ…

馬場保仁+山本貴光「ゲーム教育トーク」

馬場保仁くんとの対談「ゲーム教育トーク(後編)――ゲーム作りは心の動きをデザインすること」(「ゲーム業界 活人研究」、Social Game Info)が公開されました。 『ゲームの教科書』(ちくまプリマ-新書)の共著者でもある馬場くんと、ゲームクリエイター…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #04

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第3段落を読みます。 ■メモランダム4.第2章第3段落:ゲームを定義する目標 4-1.ユールの定義の目標 邦訳では第3段落だが、原…

執筆・翻訳計画を立て直します

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 6月から7月1日にかけての各種イヴェントや各方面との打ち合わせは、出不精のわたくしにとっては、盆と正月が一緒に来たようでした。少し前に熱を出して寝込んでから、完全とはいかぬまでも、だいぶ回復して参りました(と…

東京工芸大学「ゲーム学I」最終課題について

東京工芸大学「ゲーム学I」最終レポート課題についてお知らせします。 課題 次のいずれかのゲームをプレイして、分析・記述せよ。 ★『Continuity』 http://continuitygame.com/playcontinuity.html ★『Switch』 http://neutralx0.net/escape/r1.html ★『Aste…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #03

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んでいます。 前回は第1段落を読んだところ。続いて第2段落。 ■メモランダム3.第2章第2段落:ゲームの古典的モデル 3-1.第…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」 2017年06月13日(火)追記: はやくも満員御礼とのことです。 「これ以降は欠員が出次第のご案内となります。Tsuwano T-spaceまでお電話いただければ、追加リストにいれさせていただきます。」(事務局より…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #02

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)第2章読書メモのつづきです。(承前) 前回は章のタイトルでした。 ■メモランダム2.第2章第1段落:ゲームを定義できるか 2-1.本文 今回から本文に入ります。まずは第1段落。…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #01

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー、2016)読書会のための読書メモです。 先日、酒井泰斗さんと高橋未玲さんが主催する同読書会の第1回が開かれました。当日は同書の全体像を描いた第1章を読んで議論検討したところで…

書評:ルトガー・ブレグマン『隷属なき道』(文藝春秋)

『週刊現代』7月8日号(講談社)に書評を寄稿しました。 評したのは、ルトガー・ブレグマン『隷属なき道――AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』(野中香方子訳、文藝春秋)です。 貧困の問題を解決するには、ベーシックインカムと労働時間…

「東京堂書店トークイベント報告」(工作舎)

先日、東京堂書店で行った古賀弘幸さんの新著2冊の刊行記念のトークイヴェントについて、工作舎のウェブサイトにレポートが掲載されました。 当日は、古賀さんが用意したたくさんの写真を見ながら、『文字と書の消息』(工作舎)と『書のひみつ』(朝日出版…

「人生がときめく知の技法」第10回

隔週でお送りしている「webちくま」での吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法――賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学」第10回が公開されました。 今回は、「「心像の正しい使用」とは?」と題して、エピクテトス哲学の核心に向かって、さら…

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店)

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店) 古賀弘幸さんの新著『文字と書の消息』(工作舎)、『書のひみつ』 (朝日出版社)の刊行を記念して、トーク&サイン会が開かれます。 僭…

書評:ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』

「日本経済新聞」2017年06月17日(土)版に、ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』(矢羽野薫訳、英治出版、2017/04)の書評を寄稿しました。 以下余談です。 私は、最初に書いた『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版…

ナツクサヤ ツハモノドモガ ユメノアト

このところ、やるべき仕事(To do list)をデジタル環境で管理していたのですが、量と種類が多くなり、どうにも把握できなくなって参りました。 というのは、コンピュータとタスク管理ソフトの組み合わせはたいそう便利な一方で、そうしたデータを確認するに…

後藤明生『アミダクジ式ゴトウメイセイ』【対談篇】と【座談篇】

★後藤明生『アミダクジ式ゴトウメイセイ【対談篇】』(つかだま書房、2017/05)★後藤明生『アミダクジ式ゴトウメイセイ【座談篇】』(つかだま書房、2017/05) かつて『文學界』『群像』『新潮』『すばる』『文藝』『早稲田文学』などの文芸誌を毎号まじめに…

ルスタム・カーツ『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』

★ルスタム・カーツ『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』(梅村博昭訳、世界浪漫派叢書、共和国、2017/06) Рустам Кац, История советской фантастики (2013) 革命後のソ連文学史は、ファンタスチカ(SF+幻想文学)による権力闘争の歴史だった――。粛清、…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」

世界のデザイン誌『アイデア』no.378号(誠文堂新光社、2017/06)に翻訳を寄稿しました。 スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」です。 特集の「グラフィックの食卓」もたいへん充実しております。 また、新連載の太田暁雄「アト…

神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」

★神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」 神田桂一さんと菊池良さんの新著『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)刊行記念のイヴェントに、仲俣暁生さんとともにお邪魔します。 夏目漱石にはじまり、芥川…

推敲はこんなふうに(のはずが)

ときどき学校などで、文章の書き方を問われたり、話したりすることがある。 おおまかに言うと、まずは書くだけ書いて、それから削って推敲するのが肝心よ、などとお話しすることが多い。 どうして「まずは書くだけ書いて」なのかというと、私が見てきた学生…

『今日の宿題』

Rethink Books編『今日の宿題』(NUMABOOKS、2017/05) 2016年に、期間限定で開いた書店Rethink Books(福岡)からのご依頼で、「宿題」を考えました。いろいろな人が考えた宿題が、日替わりでRethink Booksの店頭にある黒板に掲げられたとのことです。 この…

「人生がときめく知の技法」第8回

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 webちくまに吉川浩満くん(id:clnmn)との共著「人生がときめく知の技法」第8回を寄稿しました。 「人間の諸能力について、考える」と題して、エピクテートス先生が指摘する「権内」「権外」について、さらに検討を進めて…

「ゲームと人間」

『atプラス』第32号(太田出版)は、吉川浩満くん(id:clnmn)の編集協力で「人間の未来」という特集を組んでいます。 吉川君は、表紙とグラビアページにも登場しています。愛犬マの姿も! 目次は以下のとおり。 吉川浩満「特集によせて」稲葉振一郎+吉川浩…

松田行正『デザインってなんだろ?』書評

『週刊読書人』2017年05月19日号に、松田行正『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店、2017/04)の書評を寄稿しました。 一面は、柴田元幸さんと大宮勘一郎さんによるポール・オースター『冬の日誌』『内面からの報告書』(新潮社)刊行を機とした対談。 …

グロタンディーク・アーカイヴ

数学者アレクサンドル・グロタンディーク(Alexander Grothendieck, 1928 - 2014/グロタンディエクとも)のアーカイヴ。手稿類が公開されている。 ⇒Archives Grothendieck 数学者の孤独な冒険―数学と自己発見への旅 作者: アレクサンドルグロタンディーク,A…

「人生がときめく知の技法」(webちくま)

吉川浩満くん(id:clnmen)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)に「間奏 降臨! エピクテトス先生。上司にムカつく30代男性の相談に答える!(後篇)」を寄稿しました。 前回から、エピクテトス先生にゲスト出演いただいております。

Avery*Sunshine

NPR Music Tiny Desk Concertは、ほんとに楽しいなあ。 Avery*Sunshine登場回。 www.youtube.com

「あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」

丸善本店で「丸善丸の内本店×hontoブックツリー あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」というブックフェアが始まりました。(サイトによれば期間は5月10日から6月14日) 以前hontoに寄稿したわたくしの選書「インターフェイスを考える」も、R. マリー・…