青土社

『[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集』

『[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集』(柏倉康夫訳、青土社、Kindle版、2017/03) 『ステファヌ・マラルメ詩集』(エドモン・デマン書店、1899)の全49篇の翻訳。『ユリイカ』(青土社)2015年1月号から9月号に連載した訳文に若干の修正を加えているとのこと…

美しいセオリー

『現代思想』2017年03月臨時増刊号「総特集=知のトップランナー50人の美しいセオリー」(青土社)に寄稿しました。 「え、なんでトップランナーにお前さんが入ってるわけ?」「こないだはフロントランナーだったし、走ってばっかりだな」というご意見もあろ…

「切れ切れの意識でデジタルゲームの儚さについて考える十の断章」

『ユリイカ』2017年02月号「特集=ソーシャルゲームの現在――『PokémonGo』のその先」(青土社)にエッセイを寄稿しました。 「切れ切れの意識でデジタルゲームの儚さについて考える十の断章」と題して、デジタルゲームについて切れ切れに(切れ気味に、では…

森先生にメールで質問

『ユリイカ』2014年11月号(第46巻第14号通巻652号)の特集は「森博嗣――『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORILOG ACADEMY』まで…クラフトマンの機知」(青土社、ISBN:4791702794)。 「つくる・かわる・わかる(わからないことが)」と題して、…

易しくて、奥深い

★ウィリアム・J・クック『驚きの数学 巡回セールスマン問題』(松浦俊輔訳、青土社、2013/06、ISBN:4791767101) William J. Cook, In Pursuit of the Traveling Salesman: Mathematics at the Limits of Computation (Princeton University press, 2012) 数…

遊びを知り、知で遊ぶ――山口昌男、遊びの骨法

もうすぐ次号が出ようかというタイミングでなんですが、『ユリイカ』2013年06月号「特集*山口昌男――道化・王権・敗者」(青土社)に、「遊びを知り、知で遊ぶ――山口昌男、遊びの骨法」というエッセイを寄稿しました。 編集部からこの原稿のご依頼をいただい…

辞書のブックガイド

『ユリイカ』(青土社)の2012年3月号「特集*辞書の世界」に 「この辞書を見よ!20――ことばのアーカイヴ形成史」 という題で辞書のブックガイドを寄稿しました(タイトルは編集部につけていただきました)。 現代の日本語について考える上で視野に入れると…

存在と文字――白川静における「ロゴス」

*拙稿の誤植について、末尾に追記しました(2009年12月29日) 久しぶりに『ユリイカ』誌に寄稿しました。今回の特集は、「白川静――一〇〇歳から始める漢字」です。 当初の編集部からのご依頼は、漢字以外の古代文字について、白川流の方法や見方を施すとし…

私は世界の果てからネクタイを取替えに来た

全集や大全ということばが好きだ。 なにやらそこには、作家なら作家の全業がひとつのミクロコスモスとして封じ込められているかのような響きがある、ように思う。 しかし、かつていくつかの全集を読み始めたころにようやく気づいたのは、それが厳密な意味で…

芸術と科学の対話/折衝

★バルテュス+セミール・ゼキ『芸術と脳科学の対話——バルテュスとゼキによる本質的なものの探求』(桑田光平訳、青土社、2007/05、ISBN:4791763394) Balthus + Semir Zeki, Quête de l'essentiel (Les Belles Lettres/Archimbaud, 1995) なんともかみ合わな…

男と男のいる文学

ベンチに腰掛けて読書をしていたら、だれかが私の肩をたたく。なんだろうと思って見ると、先ほどから隣に座っていた見知らぬ男性。「ちょっといいですか?」それは、くっきりとした目鼻立ちをした青年で、灰色と碧色がまざりあったようなちょっと印象的な眼…

★『ユリイカ』第38巻第11号 2006年9月臨時増刊号 総特集 稲垣足穂(青土社、2006/09、ISBN:4791701526) 同号に「計算論的、足穂的——タルホ・エンジン仕様書」を寄稿しました。 足穂の作品を読んでいるとプログラムやその挙動に触れているような気がするのだ…

★『ユリイカ』第38巻第10号 2006年9月号 特集*理想の教科書(青土社、2006/08、ISBN:4791701518) 同誌9月号に「作る・遊ぶ・語る——叢書「All about Video Games」について」を寄稿しました。 もしもヴィデオ・ゲームに教科書があるとしたら、それはどのよ…

「理想の教科書」特集にヴィデオ・ゲーム論を寄稿

上記とは打って変わって、『ユリイカ』2006年09月号「特集*理想の教科書」(青土社、2006年08月27日発売予定)に、ヴィデオ・ゲームの理想の教科書について書きました。 これについては、また刊行後にお知らせしたいと思います。 (上記とは別の企画ですが…

『ユリイカ』2006年6月号(青土社)は、「特集*任天堂」を予定しています。同特集号に「ゲームへの寄与――任天堂のスピリット・オブ・ワンダー」という文章を寄稿しました。 同誌は「詩と批評」の雑誌として三十余年の歴史をもつ雑誌ですが、ヴィデオ・ゲー…

★『現代思想』第33巻第13号、2005年12月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「1990年代論——規律から管理へ」。特集の目次だけ拾えば以下のとおり。 ・酒井隆史「鋳造と転調」 ・渡辺治「「構造改革」政治時代の幕開け 政治改革から軍事大国化・新自由主義へ…

★『ユリイカ』2005年12月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「野坂昭如——いまこそNOSAKAだ!」。 アニメ化された「火垂るの墓」を観てはらはらと紅涙を絞る乙女に、「でもね、野坂といったら『エロ事師たち』が代表作で」「着ぐるみを着てキンチョールのCM…

★荒井晴彦『争議あり——脚本家荒井晴彦全映画論集』(青土社、2005/10、amazon.co.jp) 複数の人間の協働によってつくられる作品では、最終的に出来上がった作品から、個々の参加者の貢献度合いを推し量るのはむつかしい。 私はかつてゲームの開発に携わって…

(承前)今回の特集号にあらわれる、アカデミー(学問)、文学、エクスプロイテーション映画、おかんアート、バンド、女子オタ、アキバ系ガジェット、アニメ、ゲーム、お笑い、ジャニオタ、メガネ男子萌えといった対象は、ファッション、化粧品、ダイエット…

★『ユリイカ』第37巻第12号、2005年11月(青土社、amazon.co.jp) ◆1:文化系・女子・カタログ 批評にはいまだ広大な未開拓の領野が残されている。もっとも批評という言葉でその人が何を思うかによってその領野の広さもちがってくるのであって、たとえば批評…

ここのところ立て続けに興味深い映画書が刊行されている。順にメモランダムを作成していこう(もちろん、映画書以外も)。 ★カレル・チャペック『チャペック映画術』(田才益夫訳、青土社、2005/10、amazon.co.jp) チェコの多才な作家カレル・チャペック(K…

★『ユリイカ』第37巻第10号、2005年09月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「水木しげる」。フハッ。 ・水木しげる+京極夏彦「面白くなきゃ、ダメなんです!」 ・四方田犬彦「戦中派水木しげる」 ・三田格「妖怪の惑星——トテチテターとラッパが鳴っても。…

★『現代思想』 vol.33-10、2005年09月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「女はどこにいるのか」。 ・上野千鶴子「ケアをすること/されること」 ・富田玲子「空間をつくる——ハルモニとの出会い」 ・岡野八代「繕いのフェミニズムへ」 ・新田啓子「遠いも…

★『ユリイカ』第37巻第9号通巻510号、2005年8月臨時増刊号(青土社、2005/08、amazon.co.jp) 臨時増刊号の総特集は加野瀬未友氏とばるぼら氏の責任編集による「オタクvsサブカル!——1991-2005ポップカルチャー全史」。ブックデザインは、HOLON。 ◆1:「せん…

★『現代思想』第33巻第09号、2005年08月号(青土社、2005/07、amazon.co.jp) 2005年08月号の特集は「靖国問題」。 ◆1:靖国問題 ちくま新書から刊行した『靖国問題』(ちくま新書、筑摩書房、2005/04、amazon.co.jp)が25万部を超える売れ行きを見せている…

青土社の新刊案内より気になる書目をチェック。まだ書物そのものを手にしていないので、書誌のみ(以下同様)。 ★マイク・モラスキー『戦後日本のジャズ——映画・文学・アングラ』(青土社、2005/07、amazon.co.jp)★多木浩二『根源への旅——ベンヤミンの幼年…

★『ユリイカ』第37巻第8号、2005年08月号(青土社、2005/07、ISBN:4791701364) 特集は「雑誌の黄金時代——紙上で見た夢 1969-2005」。 四方田犬彦氏と坪内祐三氏の対談「雑文家渡世」は、雑誌の書き手であり、かつては編集にも携わっていた両氏が雑誌をめぐ…

★戸田ツトム『D-ZONE——エディトリアル・デザイン 1975-1999』(青土社、1999/06、amazon.co.jp) 戸田ツトム(とだ・つとむ, 1951- )氏のデザインワークを集成した書物。 人文書を読む人なら、戸田ツトムという名前を聞いてすぐに何冊かの書物が思い出され…

★『現代思想』第33巻第8号、2005年7月号(青土社、2005/06、amazon.co.jp) 特集は「イメージ発生の科学——脳と創造性」。 2005年02月号「脳科学の最前線」にひきつづいて脳関連の特集。前回も巻頭の対談は港千尋+茂木健一郎の両氏で「イメージする脳」につ…

★『ユリイカ』第37巻第7号、2005年7月号(青土社、2005/06、amazon.co.jp) 特集は、「この小劇場を観よ!——なぜ私たちはこんなにもよい芝居をするのか」。 ケラリーノ・サンドロヴィッチと長塚圭史の対談「小劇場のスピリッツとはなにか」、江本純子(毛皮…