2005

★イマヌエル・カント『純粋理性批判(下)』(原佑訳、平凡社ライブラリー553、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724-1804)の主著のひとつ『純粋理性批判(Kritik der rein…

★『新潮』第101巻第10号、2005年10月号(新潮社) 以下は目次の一部。 ・清水博子「vanity」 ・多和田葉子「U.S.+S.R. 極東欧のサウナ」 ・金原ひとみ+斎藤環「女性性の根源へ」 ・島田雅彦+中沢新一「列島文化防衛論——縄文・天皇・ナショナリズム」 ・A.…

★『群像』第60巻第10号、2005年10月号(講談社) 評論特集「小説の現在」は、評論家11人による13人の作家論。俎上にのせられる作家は、赤坂真理、阿部和重、鹿島田真希、桜坂洋、平山瑞穂、山崎ナオコーラ、佐藤友哉、笙野頼子、多和田葉子、中原昌也、古川…

★『文學界』第59巻第10号、2005年10月号(文藝春秋社) 特集は、「二〇〇五年の坂口安吾」。特集の目次だけ拾っておこう。 ・柄谷行人「坂口安吾のアナキズム」 ・半藤一利「偽作『安吾巷談』靖国の神々」 ・岡崎乾二郎「バタイユと安吾」 ・関井光男「アテ…

★『ユリイカ』第37巻第10号、2005年09月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「水木しげる」。フハッ。 ・水木しげる+京極夏彦「面白くなきゃ、ダメなんです!」 ・四方田犬彦「戦中派水木しげる」 ・三田格「妖怪の惑星——トテチテターとラッパが鳴っても。…

★『現代思想』 vol.33-10、2005年09月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「女はどこにいるのか」。 ・上野千鶴子「ケアをすること/されること」 ・富田玲子「空間をつくる——ハルモニとの出会い」 ・岡野八代「繕いのフェミニズムへ」 ・新田啓子「遠いも…

★『思想』 No.977、2005年09月号(岩波書店) 特集は、「メタ・バイオエシックス」。前号の「医療における意思決定」とも関係するテーマで、以下の論考を集めている。 ・島薗進「思想の言葉」 ・香川知晶「「新しい死の基準」の誕生」 ・小松美彦「「有機的…

★『InterCommunication』 No.54、Autumn 2005(NTT出版) 閉館が取りざたされているICCは、その後どうなっているのかわかりませんが、機関誌『InterCommunication』は、次号の予告(11月27日)も掲載されています。本号の特集は「戦後60年 戦争と平和のメデ…

★『談』 no.74(TASC) 特集は「ゾーエーの生命論——メディカライゼーションの抗い」。 ・粥川準ニ「資源化するからだ——再生医療の供給源としての」 ・小泉義之+金森修「いのち、ゾーエーとビオスの狭間で」 ・佐藤純一+野村和夫「健康言説とメタメディカラ…

★『大航海』 No.56(新書館、2005) 特集は、「インターネットの光と闇」。 ・小倉紀藏「インターネット・コリアの思想」 ・作田明「少年犯罪とインターネット」 ・斎藤環×鈴木謙介「インターネット?カーニヴァル」 ・佐藤俊樹「深くて浅い世界と私 コミュニ…

ギュスターヴ・モロー展

一分のスキもなく完成された、という絵ではない。むしろ、どの作品もどこか途中で筆を擱いた、という余韻のようなものが残っている。ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826-1898)には、それでいて一度目にしたら忘れることのできない作品がいくつもあ…

★蓮實重彦『ゴダール革命』(リュミエール叢書37、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 先頃、河出書房新社から書き下ろしの谷崎潤一郎論を含む作家論集『魅せられて』(河出書房新社、2005/07、amazon.co.jp)を刊行した蓮實氏の新刊は『ゴダール革命…

★『マルクス・コレクション6——フランスの内乱・ゴータ綱領批判・時局論(上)』(辰巳伸知+細見和之+村岡晋一+小須田健+吉田達訳、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 「マルクス・コレクション」(全7巻)の第四回配本(第五冊目)。 ⇒筑摩書房 …

★稲葉振一郎『「資本」論——取引する身体/取引される身体』(ちくま新書555、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★加藤周一『二〇世紀の自画像』(ちくま新書553、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★小松崎茂『小松崎茂 昭和の東京』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★小泉八雲『小泉八雲コレクション——虫の音楽家』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★上野千鶴子+小倉千加子『ザ・フェミニズム』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ジョルジュ・ローデンバック『ローデンバック集成』(高橋洋一訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ジャンバティスタ・バジーレ『ペンタメローネ——五日物語』(上下巻、杉山洋子+三宅忠明訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★渡邊二郎『現代人のための哲学』(ちくま学芸文庫ワ3-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★松岡正剛『フラジャイル——弱さからの出発』(ちくま学芸文庫マ25-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★木村敏『あいだ』(ちくま学芸文庫キ14-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ロラン・バルト『映像の修辞学』(蓮實重彦+杉本紀子訳、ちくま学芸文庫ハ9-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp) 「イメージの修辞学——パンザーニの広告について」、「写真のメッセージ」、「映画について——「カイエ・デュ・シネマ」誌によるインタヴュ…

★ハンナ・アレント『暗い時代の人々』(阿部齋訳、ちくま学芸文庫あ7-3、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp) Hannah Arendt, MEN IN DARK TIMES (1968) 『人間の条件』、『革命について』につづいて、ハンナ・アレント(Hannah Arendt, 1906-1975)作品、三…

★高崎哲郎『評伝 月光は大河に映えて——激動の昭和を生きた水の科学者・安藝皎一』(鹿島出版会、2005/09、amazon.co.jp) 鹿島出版会関連でもう一冊。 昭和が生んだ天才級の知識人・安藝皎一の生涯を描きだした読み物。河川学者としてだけではなく、技術官僚…

★パウル・フランクル『建築史の基礎概念——ルネサンスから新古典主義まで』(香山壽夫監訳、SD選書240、鹿島出版会、2005/08/25、amazon.co.jp) Paul Frankl, Die Entwicklungsphasen der neueren Baukunst(B.G.Teubner, 1914) パウル・フランクル(Paul Fr…

★ベンジャミン・リベット『マインド・タイム——脳と意識の時間』(下條信輔訳、岩波書店、2005/08、amazon.co.jp) Benjamin Libet, Mind Time: The Temporal Factor in Consciousness (Harvard University Press, 2004) 自分が何かをしようと意識するよりも…

★村井淳志『脚本家・橋本忍の世界』(集英社新書0305F、集英社、2005/08、amazon.co.jp) 日本映画史上、もっとも偉大な脚本家の世界。 『羅生門』『七人の侍』『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』『切腹』等、数々の傑作を生みだしてきた脚本家・橋本忍。本…

★『成瀬巳喜男と映画の中の女優たち——生誕百年特別記念出版』(ぴあ、2005/08、amazon.co.jp) 名匠の名作を彩った女優39人。 蔵出しスチール400枚で綴る名匠の世界。 成瀬巳喜男フォトアルバム 成瀬映画のヒロインたち、そのしたたかさとさりげない美…