2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

★『ウッドハウス・コレクション』(全3巻、国書刊行会) この書肆の企画はいったいぜんたいどういう仕組みで成り立っているのか、と小一時間問い詰めたい。 それはともかく、書店で手にしたパンフレットを読むとこう書いてある。 《モンティ・パイソン》や《…

★荒川修作+マドリン・ギンズ『「命」って、建築できるの?——生き延びるためのトイレットペーパー』(春秋社、2005) 昨年邦訳が刊行された『建築する身体——人間を超えていくために』のトイレットペーパー版。 はじめ三省堂書店の店頭で山積みになった本書(…

★『comic 新現実』Vol.3(角川書店、2005/02、amazon.co.jp)#0268 ☆特集=吾妻ひでおの「現在」 第一特集は、吾妻ひでお。大塚英志氏によるインタヴュー「今度出て行くときは「出て行きます!」と言ってからにします」のほか、吾妻作品「夜の魚」「笑わない…

★『InterCommunication』No.52, Spring 2005(NTT出版)#0267 #つづく

★『NEW LEFT REVIEW』 No.31, JAN/FEB, 2005 (Verso) #0266 #つづく

★『科学』第75巻第3号、2005年3月号(岩波書店)#0265 ☆特集=アインシュタイン——奇跡の年から100年(下) #つづく

★北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHK BOOKS 1024、日本放送出版協会、2005/02、amazon.co.jp)#0264 1960年代から現代にいたる日本における「反省」(reflection)の形式の変遷を歴史・社会学的に説く一冊。 本書を読んでおくればせながら、ここ…

★稲葉振一郎『オタクの遺伝子——長谷川裕一・SFまんがの世界』(太田出版、2005/02、amazon.co.jp)#0263 稲葉振一郎(いなば・しんいちろう, 1963- )氏の新著。漫画家・長谷川裕一(はせがわ・ゆういち, 1961- )氏へのインタヴューと、長谷川論、作品解題…

★モーリス・メルロ=ポンティ『フッサール『幾何学の起源』講義 付・メルロ=ポンティ現象学の現在』(加賀野井秀一+伊藤泰雄+本郷均訳、叢書・ウニベルシタス815、法政大学出版局、2005/02、amazon.co.jp)#0262 Maurice Merleau-Ponty, NOTES DE COURS S…

★金子務『アインシュタイン・ショック I——大正日本を揺るがせた四十三日間』(岩波現代文庫社会108、岩波書店、2005/02、amazon.co.jp)#0261 1922年(大正11年)11月、ア博士来日。熱狂する日本。 なぜそれほどまでに大正の人々は、アインシュタインに熱狂…

★『思想』No.971、2005年3月号(岩波書店、2005/02)#0260 「ストア派の哲学とその遺産」という特集。 ・近藤恒一「思想の言葉」e-text ・神崎繁「生存の技法としての「自己感知(上)」——ストア派における「自己保存」と「自己意識」の同根性をめぐって」 …

★ゲーテ『タウリス島のイフィゲーニエ』(片山敏彦訳、岩波文庫赤407-7、岩波書店、1951/11、amazon.co.jp)#0259 Johann Wolfgang von Goethe, IPHIGENIE AUF TAURIS (1787) ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe, 1749-1832)による戯曲。彼が下敷きにして…

岩波書店2005年3月の新刊情報から。 ☆ル・クレジオ『歌の祭り』(03/15) ☆クリスティーン・コースガード『義務とアイデンティティの倫理学——規範性の源泉』(03/23) ☆ロバート・J.C.ヤング『一冊でわかるポストコロニアリズム』(03/25) ☆デイヴィッド・…

★『図書』第671号、2005年03月号(岩波書店) ・岡野弘彦+丸谷才一+大岡信「歌仙 焔星の巻」 ・M.モラスキー「日本文学に響くジャズ」 ・西成彦「不在の作家たちとの架空の対話」 ・堀江敏幸「落下物について」ほか

★『芸術新潮』第56巻第3号、2005年03月号(新潮社)#0257 ☆特集=神秘の画家ラ・トゥールの夜へ 2005年03月08日から05月29日まで、国立西洋美術館で開催される「ジョルジュ・ラ・トゥール——光と闇の世界」展にあわせた特集。雑誌のおよそ半分を使ってジョル…

★中地義和『ランボー 自画像の詩学』(岩波セミナーブックスS5、岩波書店、2005/02、amazon.co.jp)#0258 2000年に行われた岩波市民セミナー「ランボーの詩を読む」に基づいた書物。しばしば、自己を他のもの(たとえば船)に見立てて詩作するランボーの作品…

★magazine littéraire, No.439, FÉVRIER 2005 #0256 アウグスティヌス(SAINT AUGUSTIN)特集*1。そのほか、アゴタ・クリストフのインタヴュー。Le Débat(討議)のコーナーでは68年5月を扱っている。以下は書評欄から個人的な注目書。 ☆François Begaudeau,…

★CAHIERS DU CINEMANo.598, FÉVRIER 2005 #0255 表紙はピーター・ワトキンス(Edvard Munch, la danse de la vie, 1974)。「TOP 10 2004」の企画、ジャック・ランシエールへのインタヴューなど。 ⇒CAHIERS DU CINEMA(仏語) http://www.cahiersducinema.co…

★G.W.F.ヘーゲル『哲学の集大成・要綱 第二部 自然哲学』(長谷川宏訳、作品社、2005/02、amazon.co.jp)#0254 Georg Wilhelm Friedrich Hegel, Enzyklopädie der philosophischen Wissenschaften im Grundrisse: Zweiter Teil Die Naturphilosophie Mit den…

★George Charbonnier, LE MONOLOGUE DU PEINTRE(Éditions de la Villette, 2002) #0253 ジョルジュ・シャルボニエ(George Charbonnier, 1921-1990)による美術作家たちへのインタヴュー集。第一版は1959年に刊行されている。 インタヴューを受けている作家…

★『現代の科学哲学』(大出晁+坂本百大監訳、誠信書房、1968/05)#0252 The Voice of America Forum Lectures: Philosophy of Science 1963年にヴォイス・オブ・アメリカにより企画・放送された「科学哲学」という連続講演。以下、参考までに講演者と題目(…

★矢野健太郎『人類の知的遺産 第68巻 アインシュタイン』(講談社、1978/10)#0251 講談社から刊行された「人類の知的遺産」シリーズ(全80巻)の一冊。このシリーズは、特定の人物(場合により思想潮流)をとりあげて、その「生涯」「思想」「作品」「影響…

★淀川長治+山田宏一『映画は語る』(中央公論新社、1999/03、amazon.co.jp)#0250 1985年から1998年にかけておこなわれた淀川長治(よどがわ・ながはる, 1909-1998)へのインタヴュー集。インタヴュアーをつとめるのは、山田宏一(やまだ・こういち, 1938- …

★ジャン・コクトー『美女と野獣 ある映画の日記』(秋山和夫訳、リュミエール叢書10、筑摩書房、1991/12、amazon.co.jp)#0249 Jean Cocteau, 《La Belle et la Bête》, Journal d'un film(J.-B. Janin, 1946; Rocher, 1958) ジャン・コクトーによる撮影日記…

★瀬川裕司+松山文子+奥村賢編『ドイツ・ニューシネマを読む』(Book Cinématèque 10、フィルムアート社、1992/01、amazon.co.jp)#0248 ドイツ・ニューシネマの代表作59本についての解説に、「オーバーハウゼン宣言以後のドイツ映画史」、「ドイツ・ニュー…

★倉橋由美子『あたりまえのこと』(朝日文庫く21-1、朝日新聞社、2005/02、amazon.co.jp)#0247 倉橋由美子(くらはし・ゆみこ, 1935- )氏による小説論集。親本は、2001年11月に朝日新聞社から刊行。

★スラヴォイ・ジジェク+グリン・デイリー『ジジェク自身によるジジェク』(清水知子訳、河出書房新社、2005/02、amazon.co.jp)#0246 Slavoj Zizek+Glyn Daly, Conversations with Zizek (Polity, 2004, amazon.co.jp) 本当は映画作家になりたかったジジェ…

集めたカードが五万枚♪

筆者からのおねがい。誠にお手数ですがお手元にクレイジーキャッツのレコードをお持ちの方は、「五万節」を流しながら以下の文章をお読みください。 まことに遺憾ながらお手元にご用意がない方はいまからでも遅くないので「クレイジーキャッツ」のレコードを…

★『i feel』No.31、2005年冬号(紀伊国屋書店) ☆特集=新宿のイコンたち, 60's 特集では、白石かずこ氏と奥成達氏の対談「街、ジャズ、詩、ファッション 60年代、私たちはこうして新宿とつきあっていた」をはじめ、嵐山光三郎氏のエッセイ、若松孝二氏ほか…

★Félix Guattari, Écirits pour L'Anti-Œdipe(LIGNES & MANIFESTE, 2004)#0245 フェリックス・ガタリとジル・ドゥルーズによる共著『アンチ・オイディプス』のためのガタリの草稿を中心に編まれた一冊。編者は、ステファヌ・ナドー(Stéphane Nadaud)。 #…