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新連載「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)

『本の雑誌』2017年10月号(本の雑誌社)は、「2017年、新訳の旅!」特集。 新訳して欲しいと思う本かー。 ミシェル・フーコーの『言葉と物』、そろそろいかがでしょう。 今回から、同誌で「マルジナリアでつかまえて」という連載を始めました。 第1回は「わ…

「日本経済新聞」の「交遊抄」欄

「日本経済新聞」2017年09月09日(土)号の「交遊抄」欄に寄稿しました。大学時代からの恩師・赤木昭夫先生について書いております。500文字くらいの短文です。

『アイデア』第379号「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」(誠文堂新光社、2017)

世界のデザイン誌『アイデア』第379号(誠文堂新光社、2017)は、「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」特集。 モウ表紙の写真だけでしばらく楽しめます。 鈴木さんの生い立ちから現在に至るまでを語るロングインタヴューは、鈴木さんの個人史でもあり、ブック…

『池澤夏樹、文学全集を編む』(河出書房新社、2017/09、近刊)

河出書房新社から「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」(全30巻)が刊行されたのは、2007年11月から2011年03月にかけてのこと。 かつて多種多様な文学全集が出ていたのが嘘のように(例えば田坂憲二『文学全集の黄金時代』をご覧あれ)、そうした企画が少な…

「分ける、つなぐ、で考える」配布資料

9月1日(金)はゲンロンカフェでのイヴェント、三中信宏×山本貴光×吉川浩満「分ける、つなぐ、で考える」に登壇しました。 ご来場、ご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました。 当日、私から配布した資料のファイルを公開いたします。下記dropboxへ…

三中信宏×山本貴光×吉川浩満「分ける、つなぐ、で考える——分類と系統樹から見える世界」(ゲンロンカフェ)

★三中信宏×山本貴光×吉川浩満「分ける、つなぐ、で考える——分類と系統樹から見える世界」(ゲンロンカフェ、2017/09/01) 複雑なものごとを、どうやって分類・整理できるか。 とりわけ「図(ダイアグラム)」を使ってどんなふうに把握しやすくできるか。 三…

ストア派への道

いわゆる哲学の本を読むようになったのは、いつだっただろう。 自覚的に読むようになったのは、たぶん高校生の頃のこと。 世界史の先生が、夏休みの読書案内というのでつくってくれたブックリストを頼りに、ヘロドトスの『歴史』(松平千秋訳、全3冊、岩波文…

そんなときは歩くに限る

さて、どんな文章を書こうかな。 そんなときは歩くに限る。 鞄にノートとペンと本を入れて家を出る。行き先は決まってない。ともかく歩き出すのが肝心だから。 机に向かってじっとしていたせいか、歩き始めは少し変な感じがする。手足を交互に前へ。足が地面…

『夏目漱石『文学論』論(仮)』

『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房、2017刊行予定)の初校ゲラを眺めております。 当初の予定では、もうちょっとスマートというか、しゅっとした本になるはずだったのですが、このままだと前著『「百学連環」を読む』(三省堂)より厚い本になってし…

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集『源氏物語』(角田光代訳)/『池澤夏樹、文学全集を編む』

2014年の『古事記』(池澤夏樹訳)から始まった「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻、河出書房新社)も既刊27巻となり、残るは角田光代さんによる新訳『源氏物語』(3巻)となりました。 その上巻(1帖「桐壺」から21帖「少女」)が9月11日に刊行…

「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」

青山ブックセンター本店で始まったブックフェア「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」で選書をしました。 100人の人が、それぞれ1冊を選んでコメントを書くという企画です。 (写真は青山ブックセンター本店提供) なにを選んだかは、ご覧になってのお楽し…

「人生がときめく知の技法」第12回

「webちくま」で吉川浩満くん(id:clnmn)と連載中の「人生がときめく知の技法」第12回が公開されました。 「「心像の正しい使用」とは?」(その三)です。 「その三」と続いているくらいで、ここはエピクテトス先生の説く哲学のそれこそ心臓部であります。…

『ゲンロンβ16』に寄稿しました

東浩紀さんが編集するメールマガジン『ゲンロンβ16』に、吉川浩満くん(id:clnmn)との連載書評「人文的、あまりに人文的」第14回を寄稿しました。前回までは毎号掲載でしたが、今回から隔号掲載です。 加熱する人工知能ブームを冷静に見るための本と、現在…

東京工芸大学での講義は最終回

東京工芸大学での講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」がすべて終了しました。お引き受けして以来、多くても3回までというつもりでいたのですが、4回目の登壇となりました。そして、今年をもって最終回とする所存です。 大学/大学院での講義は、2009年に…

「人生がときめく知の技法」第11回

「webちくま」に吉川浩満くん(id:clnmen)との連載対談「賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学 人生がときめく知の技法」第11回を寄稿しました。 今回は「「心像の正しい使用」とは?」のその二です。 ここ数回、少し込み入った話をしていますが、吉川くんと私と…

『本の雑誌』2017年8月号「知の巨人に挑む!」

『本の雑誌』2017年08月号(通巻410号)「特集=知の巨人に挑む!」(本の雑誌社)に寄稿しました。 (いつもはほがらかな感じの表紙も、今回ばかりは「いいから本を読め」と、眉間にしわのよった感じで迫ってきます) 特集に関連する目次は次のとおり。 ・…

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』の月報に寄稿しました

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』(河出書房新社、2017/07)の月報に寄稿しました。 今回の月報には、池澤春菜さんによる「世界の形と言葉の灯台」と、拙文「宇宙全部入り――玄関から銀河帝国の滅亡まで」が掲載されています。 …

馬場保仁+山本貴光「ゲーム教育トーク」

馬場保仁くんとの対談「ゲーム教育トーク(後編)――ゲーム作りは心の動きをデザインすること」(「ゲーム業界 活人研究」、Social Game Info)が公開されました。 『ゲームの教科書』(ちくまプリマ-新書)の共著者でもある馬場くんと、ゲームクリエイター…

東京工芸大学「ゲーム学I」最終課題について

東京工芸大学「ゲーム学I」最終レポート課題についてお知らせします。 課題 次のいずれかのゲームをプレイして、分析・記述せよ。 ★『Continuity』 http://continuitygame.com/playcontinuity.html ★『Switch』 http://neutralx0.net/escape/r1.html ★『Aste…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」 2017年06月13日(火)追記: はやくも満員御礼とのことです。 「これ以降は欠員が出次第のご案内となります。Tsuwano T-spaceまでお電話いただければ、追加リストにいれさせていただきます。」(事務局より…

書評:ルトガー・ブレグマン『隷属なき道』(文藝春秋)

『週刊現代』7月8日号(講談社)に書評を寄稿しました。 評したのは、ルトガー・ブレグマン『隷属なき道――AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』(野中香方子訳、文藝春秋)です。 貧困の問題を解決するには、ベーシックインカムと労働時間…

「東京堂書店トークイベント報告」(工作舎)

先日、東京堂書店で行った古賀弘幸さんの新著2冊の刊行記念のトークイヴェントについて、工作舎のウェブサイトにレポートが掲載されました。 当日は、古賀さんが用意したたくさんの写真を見ながら、『文字と書の消息』(工作舎)と『書のひみつ』(朝日出版…

「人生がときめく知の技法」第10回

隔週でお送りしている「webちくま」での吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法――賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学」第10回が公開されました。 今回は、「「心像の正しい使用」とは?」と題して、エピクテトス哲学の核心に向かって、さら…

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店)

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店) 古賀弘幸さんの新著『文字と書の消息』(工作舎)、『書のひみつ』 (朝日出版社)の刊行を記念して、トーク&サイン会が開かれます。 僭…

書評:ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』

「日本経済新聞」2017年06月17日(土)版に、ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』(矢羽野薫訳、英治出版、2017/04)の書評を寄稿しました。 以下余談です。 私は、最初に書いた『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」

世界のデザイン誌『アイデア』no.378号(誠文堂新光社、2017/06)に翻訳を寄稿しました。 スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」です。 特集の「グラフィックの食卓」もたいへん充実しております。 また、新連載の太田暁雄「アト…

神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」

★神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」 神田桂一さんと菊池良さんの新著『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)刊行記念のイヴェントに、仲俣暁生さんとともにお邪魔します。 夏目漱石にはじまり、芥川…

「人生がときめく知の技法」第8回

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 webちくまに吉川浩満くん(id:clnmn)との共著「人生がときめく知の技法」第8回を寄稿しました。 「人間の諸能力について、考える」と題して、エピクテートス先生が指摘する「権内」「権外」について、さらに検討を進めて…

「ゲームと人間」

『atプラス』第32号(太田出版)は、吉川浩満くん(id:clnmn)の編集協力で「人間の未来」という特集を組んでいます。 吉川君は、表紙とグラビアページにも登場しています。愛犬マの姿も! 目次は以下のとおり。 吉川浩満「特集によせて」稲葉振一郎+吉川浩…

松田行正『デザインってなんだろ?』書評

『週刊読書人』2017年05月19日号に、松田行正『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店、2017/04)の書評を寄稿しました。 一面は、柴田元幸さんと大宮勘一郎さんによるポール・オースター『冬の日誌』『内面からの報告書』(新潮社)刊行を機とした対談。 …

「人生がときめく知の技法」(webちくま)

吉川浩満くん(id:clnmen)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)に「間奏 降臨! エピクテトス先生。上司にムカつく30代男性の相談に答える!(後篇)」を寄稿しました。 前回から、エピクテトス先生にゲスト出演いただいております。

「あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」

丸善本店で「丸善丸の内本店×hontoブックツリー あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」というブックフェアが始まりました。(サイトによれば期間は5月10日から6月14日) 以前hontoに寄稿したわたくしの選書「インターフェイスを考える」も、R. マリー・…

書評「一三〇〇年越しのミステリー」

『新潮』2017年06月号第114巻第6号(新潮社)に、書評「一三〇〇年越しのミステリー」を寄稿しました。 ご紹介したのは、池澤夏樹『キトラ・ボックス』(角川書店)です。 キトラ古墳をめぐる歴史・考古学ミステリー×国際陰謀という二重の謎がしかけられた百…

『夏目漱石『文学論』論(仮)』

執筆中の『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房から刊行予定)の本文をひととおり書きました。 漱石の『文学論』を読み、使うための本です。 最初の原稿をいつ書き始めたのかと思ってフォルダを見てみたら、2013年の秋頃でした。もう3年以上やっているの…

國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』書評

「日本経済新聞」2017年04月29日号の書評欄に、國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』(医学書院)の書評を寄稿しました。 私たちは、行動をともすると「する」「される」と、能動/受動でとらえますが、実際にはそんなにすぱっと割り切れるもので…

ゲーム学I/シリアスゲーム論 講義の予定

先日の講義でもお伝えしましたが、東京工芸大学での講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」、2017年5月1日(月)は休講です。次回第4回は、その翌週、5月8日(月)の予定であります。 念のため、ここにも記しておく次第です。どうぞよろしくお願いいたします…

「人文的、あまりに人文的」第12回

東浩紀さんが編集長を務めるメールマガジン「ゲンロンβ13」に、吉川浩満くん(id:clnmn)との連載書評対談「人文的、あまりに人文的」第12回を寄稿しました。 毎回、新旧の人文書2冊をとりあげて紹介する連載です。 気づけば開始してから1年が経ちました。 …

「人生がときめく知の技法」第5回

吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)の第5回を寄稿しました。 今回は「できないことで悩む必要なし!」と題して、エピクテトスが指摘する「権内/権外」という考え方について検討しています。 自分にコントロールでき…

今年も「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」を担当します

2017年も東京工芸大学で二つの講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」を担当いたします。 自分でもだんだんよく分からなくなってきましたが、今回で4周目となります。 もとはといえば中継ぎとしてお預かりしたこの講義、そろそろ真打ちにご登場いただいてバ…

『未来よ こんにちは』

ミア・ハンセン=ラヴ監督の『未来よ こんにちは』(L'Avenir、2016)の公開が始まりました。配給はクレストインターナショナル。 (*画像はクレストインターナショナルのウェブサイトからのリンク) フランスで高校(リセ)の哲学教師を務める主人公ナタリ…

「誰よりも私のことを知る――「拡張人格」としてのゲームAI」

『世界思想』第44号(世界思想社、2017)に寄稿しました。 同号の特集は「人工知能」です。 目次は次のとおり。 特別対談 ・石黒浩+大野更紗「技術革新と人間の未来――豊かな社会、幸せな社会」 人工知能とは何か ・松原仁「人工知能の過去・現在・未来」 ・…

イノベーションを社会実装する里山都市構想

先日登壇したイヴェント「Lead Japan Summit 先駆者と語る日本の未来」(SENQ霞が関)のレポートが掲載されました。 金沢工業大学の主催で「イノベーションを社会実装する里山都市構想」というテーマでした。わたくしは、同プロジェクトに参画しているロフト…

「「ヤバい時でも平時でも、やるべきことは決まってる」の教え」

吉川浩満くん(id:clnmn)と連載している「人生がときめく知の技法」第4回が掲載されました。 「「ヤバい時でも平時でも、やるべきことは決まってる」の教え」と題して、エピクテトス先生の教えについて考えます。 語録 要録 (中公クラシックス) 作者: エピ…

衰亡と超新星――『セガ vs 任天堂』(あと湯川専務)

ブレイク・J・ハリス『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争』(仲達志訳、早川書房、2017/03) Console Wars: Sega Vs Nintendo - and the Battle that Defined a Generation (2014)の邦訳が刊行されました。 ゲーム業界に一時代を築き、いまもト…

2017年3月の講演について

2017年3月に登壇する講演についてまとめてお知らせいたします。 三つあります。 ★1.「座・芸夢」第19回(DeNA、2017.03.15) 若手ゲームプランナーの育成をを目標に掲げてDeNAが主催する座・芸夢に登壇いたします。モデレーターは、元DeNAで、いまは起業して…

歌って踊ってシミュレーション、それが文芸ちゅうものやね

『本の雑誌』2017年4月号(No. 406)に「町田康の10冊/歌って踊ってシミュレーション、それが文芸ちゅうものやね」を寄稿しました。 好きな日本の作家を1人選んで、10冊を紹介するというコーナーです。 町田さんは、作家としてデビューされた頃から新著が出…

「座・芸夢」第19回「飽きないゲームをつくるには?」関連文献リスト

2017年03月15日の「座・芸夢」での講義「飽きないゲームをつくるには?」に関連する文献やウェブへのリンクなどをお示しします。当日触れたもの以外にも追加しています。(適宜更新します) ★イアン・レズリー『子どもは40000回質問する――あなたの人生を創る…

「人生がときめく知の技法」第3回

吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)の第3回が掲載されました。 「「なんで、この私が斬首に?」という生徒さんの相談」と題して、そろそろ本題に入って参ります。 折しも中公クラシックスから、エピクテトス『語録 要…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第2回

『IDEA』第377号(誠文堂新光社、2017年04月)に翻訳を寄稿しました。 スコット・ジョセフ「場所のない言葉」の第2回「アルファベットの隙間」です。 特集は「グラフィックデザインの〈め〉新世代デザイナ――21人の姿勢」。 この秋に刊行予定の『組版造形』パ…

「ああ、フロンティアなき科学よ」

2017年2月18日に開催されたWIREDのミニカンファレンスについて、レポートが掲載されました。記事の執筆は高橋未玲さん。 『WIRED』Vol. 27「サイエンスのゆくえ」に登場した長沼伸一郎さんと宮野公樹さんの対談、松島倫明さんと私の対談について、ポイントが…