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衰亡と超新星――『セガ vs 任天堂』(あと湯川専務)

ブレイク・J・ハリス『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争』(仲達志訳、早川書房、2017/03) Console Wars: Sega Vs Nintendo - and the Battle that Defined a Generation (2014)の邦訳が刊行されました。 ゲーム業界に一時代を築き、いまもト…

2017年3月の講演について

2017年3月に登壇する講演についてまとめてお知らせいたします。 三つあります。 ★1.「座・芸夢」第19回(DeNA、2017.03.15) 若手ゲームプランナーの育成をを目標に掲げてDeNAが主催する座・芸夢に登壇いたします。モデレーターは、元DeNAで、いまは起業して…

歌って踊ってシミュレーション、それが文芸ちゅうものやね

『本の雑誌』2017年4月号(No. 406)に「町田康の10冊/歌って踊ってシミュレーション、それが文芸ちゅうものやね」を寄稿しました。 好きな日本の作家を1人選んで、10冊を紹介するというコーナーです。 町田さんは、作家としてデビューされた頃から新著が出…

「座・芸夢」第19回「飽きないゲームをつくるには?」関連文献リスト

2017年03月15日の「座・芸夢」での講義「飽きないゲームをつくるには?」に関連する文献やウェブへのリンクなどをお示しします。当日触れたもの以外にも追加しています。(適宜更新します) ★イアン・レズリー『子どもは40000回質問する――あなたの人生を創る…

「人生がときめく知の技法」第3回

吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)の第3回が掲載されました。 「「なんで、この私が斬首に?」という生徒さんの相談」と題して、そろそろ本題に入って参ります。 折しも中公クラシックスから、エピクテトス『語録 要…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第2回

『IDEA』第377号(誠文堂新光社、2017年04月)に翻訳を寄稿しました。 スコット・ジョセフ「場所のない言葉」の第2回「アルファベットの隙間」です。 特集は「グラフィックデザインの〈め〉新世代デザイナ――21人の姿勢」。 この秋に刊行予定の『組版造形』パ…

「ああ、フロンティアなき科学よ」

2017年2月18日に開催されたWIREDのミニカンファレンスについて、レポートが掲載されました。記事の執筆は高橋未玲さん。 『WIRED』Vol. 27「サイエンスのゆくえ」に登場した長沼伸一郎さんと宮野公樹さんの対談、松島倫明さんと私の対談について、ポイントが…

「悩みの総合カタログ、それが『人生談義』」

吉川浩満くん(id:clnmn)との新連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)の第2回が掲載されました。 「悩みの総合カタログ、それが『人生談義』」と題して、少しずつ本題のほうへ。 そういえば、エルンスト・ヘッケルの『宇宙之謎』(栗原元吉訳、玄黄…

美しいセオリー

『現代思想』2017年03月臨時増刊号「総特集=知のトップランナー50人の美しいセオリー」(青土社)に寄稿しました。 「え、なんでトップランナーにお前さんが入ってるわけ?」「こないだはフロントランナーだったし、走ってばっかりだな」というご意見もあろ…

Hot WIRED on WIRED

2017/02/12追記:おかげさまで満席御礼とのことです。ありがとうございます。 2017年02月18日(土)に『WIRED』ミニカンファレンス「WIRED on WIRED DX」に登壇いたします。 『WIRED』Vol.27の特集「サイエンスのゆくえ Before & After Science」関連のイヴ…

Before and After Science――サイエンスのゆくえ

『WIRED』vol.27(コンデナスト・ジャパン)が刊行されました。 今回の特集は「Before and After Science――サイエンスのゆくえ」。 特集は、テクノロジーと科学の関係を見つめてきた科学哲学者・村上陽一郎のロングインタヴューを収録。さらに、この先科学は…

新連載、始めました。

webちくまで、吉川浩満くん(id:clnmn)と共著で新連載を始めました。 題して「人生がときめく知の技法」。 第1回は「元祖・自己啓発哲学者、エピクテトスって?」です。 ご覧いただければこれ幸い。 www.webchikuma.jp 人生談義〈上〉 (岩波文庫) 作者: エ…

『デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン――その過去と未来』(誠文堂新光社)

監修=永原康史/編集=JAGDAインターネット委員会『デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン――その過去と未来』(誠文堂新光社、2017/02/07) 東京ミッドタウン・デザインハブ第55回企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と…

「「哲学の劇場」主宰、山本貴光さん・吉川浩満さん 思考の快楽、コンビで誘う」

毎度お騒がせして恐縮です。 本日(2月4日)の「朝日新聞」be「フロントランナー」コーナーに吉川浩満くんと登場しております。 写真はエクストリームアイロンにならったエクストリームリーディングの最中を捉えた1枚です。 記事中にもご登場しますが、赤井…

「ゲームAIは「人間の良き遊び相手」となるか?」

ぼやぼやしていたら、もう2月ですね。いかがお過ごしでしょうか。 なんだか結局おしらせばかりになって恐縮ですが、案の定本日もお知らせです。 2016年の10月に三宅陽一郎さんと行ったB&Bでの対談「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」…

「切れ切れの意識でデジタルゲームの儚さについて考える十の断章」

『ユリイカ』2017年02月号「特集=ソーシャルゲームの現在――『PokémonGo』のその先」(青土社)にエッセイを寄稿しました。 「切れ切れの意識でデジタルゲームの儚さについて考える十の断章」と題して、デジタルゲームについて切れ切れに(切れ気味に、では…

「楽天市場の「絶望的な使いにくさ」に隠された意図――深読みウェブ散歩」

講談社のウェブサイト「現代ビジネス」に寄稿しました。 編集部につけていただいたタイトルは、「楽天市場の「絶望的な使いにくさ」に隠された意図〜深読みウェブ散歩」。 少々カタく申せば、ウェブ批評の試みです。 これまで、デジタルゲームをつくったり、…

『週刊読書人』ウェブサイトのリニューアル

書評新聞の『週刊読書人』がウェブサイトをリニューアルしました。 ただのリニューアルではなく、同紙に掲載した記事をすべて無料で公開するようです。 まずは広く知ってもらうための試みとのこと。 ウェブで無料公開したら、有料の新聞そのものが売れなくな…

「人文的、あまりに人文的」第9回

吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」の第9回を東浩紀編『ゲンロンβ10』に寄稿しました。 今回は荒木優太さんの『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)と、互盛央さんの『日本国民であるために』…

「生きた知識、生きるための思考」外山滋比古ロングインタビュー

「生きた知識、生きるための思考」外山滋比古ロングインタビューの聞き手を務めました。 『週刊読書人』2017年01月13日号3172号1面に掲載されています。 www.dokushojin.co.jp

書評『「百学連環」を読む』

加藤陽子先生に拙著『「百学連環」を読む』(三省堂)を書評していただきました。 ありがとうございます。 おもはゆいとは、こんなときに使ってもよい言葉だったでしょうか。おもはゆい。 ⇒毎日新聞 > 書評「学問の大事さ思う「私流講書始」」 http://mainic…

じんぶんや「知と言葉の連環を見るために」小冊子の全文公開

2016年の秋に紀伊國屋書店本店の人文書コーナーで開催したじんぶんや「知と言葉の連環を見るために」のためにこしらえたミニブックガイドの全文が、同書店のウェブで公開されました。 『「百学連環」を読む』(三省堂)にちなんで選んだ74冊について短いコメ…

2017年の仕事/購書はじめ

■2017年最初の仕事 年始の挨拶とともに届いたゲラを見ることからスタート。 (文筆職人の仕事始めははやい) 思えば20年くらい前にコーエーでゲームをつくりながらああでもないこうでもないと考えたことを20年越しでようやっと言葉にできた、という感じの文…

回顧と展望2016

みなさま、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 書いている当人以外にはほとんど意味のない、私的な、あまりに私的な2016年の回顧と2017年の展望のコーナーです。 ■回顧篇 2016年は懸案だった『脳がわかれば心がわかるか――脳科学リテラシー養成講座』(吉川浩…

2016年の仕事

例によってだからどうしたってなものですが、今年行った仕事を並べてみました。 (道理で時間がないわけだ……) ■A. 本 ★01.『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08) ★02.山本貴光+吉川浩満『脳がわかれば心がわかるか――脳科学リテラシー養成講座』(太田…

ミームデザイン学校第3回講義の補足

ミームデザイン学校で寄藤文平さんとデザインベーシックコースの講義を担当しています。 本日は全5回の第3回。年内最終回。 寄藤さんが言及していた図「創造のクレブス・サイクル(Krebs Cycle of Creativity)」が掲載されているエッセイは次のものでした。…

東京ネットウエイブの講義は冬休み前最終回

東京ネットウエイブでの講義は、本日で冬休み最終回。 高校生の講義では、Post truthという言葉から出発して、インターネットで虚実を見分けるにはどうすればよいかという検討を。 専門学校1年生の講義では、ゲームにおける「評価」の重要性とAIを活用する手…

「冬夜読書 2016年の収穫」

昨年に続いて『週刊読書人』2016年12月16日号(第3169号)の特集「冬夜読書 2016年の収穫」に寄稿しました。 3冊を選んでコメントを書くというアンケートです。総勢41名が回答を寄せています。 www.dokushojin.co.jp

「失敗は蜜の味――ゲームの快楽について」

『早稲田文学』2016年冬号第1022号(早稲田文学会発行、筑摩書房発売、2016/12)は、篠山紀信客員編集による「快楽の館」特集。 「失敗は蜜の味――ゲームの快楽について」というエッセイを寄稿しました。 ⇒早稲田文学 http://www.bungaku.net/wasebun/⇒篠山紀…

「人文的、あまりに人文的」第8回

東浩紀編『ゲンロンβ9』に、連載書評対談、山本貴光+吉川浩満「人文的、あまりに人文的」第8回を寄稿しました。 今回は青山拓央『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』、アレクシエーヴィチ『セカンドハンドの時代』、オルロフ『崩壊5段階説』などを取り上げて…

エイミー・E・ハーマン『観察力を磨く――名画読解』書評

「日本経済新聞」2016年12月11日号の書評欄に、エイミー・E・ハーマン『観察力を磨く――名画読解』(岡本由香子訳、早川書房、2016/10)の書評を寄稿しました。 2016.12.14追記:ウェブサイト「NIKKEI STYLE」でも公開されました。 style.nikkei.com 観察力を…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第1回「テクノロジーとしての歩行」

『IDEA』第376号(誠文堂新光社)にスコット・ジョセフ「場所のない言葉」の第1回「テクノロジーとしての歩行」の翻訳を寄稿しました。 (IDEA No. 376〔下記リンク先〕より) ⇒IDEA > No. 376 http://www.idea-mag.com/idea_magazine/376/ アイデア 2017年 …

2016年人文書ベスト20

先日のゲンロンカフェでのイヴェント、斎藤哲也×山本貴光×吉川浩満「『人文的、あまりに人文的』な、2016年人文書めった斬り!」のために選んだ山本の2016年人文書ベスト20をここでもお知らせします。 ・イルマ・ラクーザ『ラングザマー――世界文学でたどる旅…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる学術の旅」

外での仕事で使っていたSurface Pro2が起動しなくなり、自宅のネット環境で使っている装置のクレードルが壊れ、お気に入りのシャーツのボタンはとれ、やってもやっても仕事は減らず(これはいいのか)、気づけば11月も終わるところ。みなさまご機嫌いかがお…

ミームデザイン学校で寄藤文平さんと講義します

中垣信夫校長率いるミームデザイン学校で、寄藤文平さんとともに講義を担当いたします。 デザインベーシックコースの一環で全5回の予定です。 ちょっと大風呂敷を広げて、百科事典、世界像、デザインというキーワードを中心にああでもないこうでもないと考え…

「私の好きな中公新書3冊」

「web中央公論」の「私の好きな中公新書3冊」のコーナーに寄稿しました。 中公新書は、新書のなかでも一番たくさん読んでいるだけに、3冊しか選べないのは大変です。どうやって選んだらいいのだ!? とお送りいただいた全書目リスト(約2400冊)を見ながら(…

ゲームをするとき、子どもの心に起きていること

11月23日(水)は、代々木高等学校で教育セミナーに登壇して参りました。 テーマは「ゲームをするとき、子どもの心に起きていること」。 子どもたちはなぜゲームに没頭するのか。頭ごなしに「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」と言っても、「はいそう…

双子のライオン堂より『草獅子』創刊

書店、双子のライオン堂が創刊した文芸誌『草獅子(そうしし)』創刊号が11/23に刊行されます。 特集は「終末。あるいは始まりとしてのカフカ」。 (書影は、下記公式サイトのものです) 私は特集とは別に書評「絶望から始める文学論」を寄稿しました。 とり…

書評『ハイブリッド・リーディング』(新曜社)

『週刊読書人』の2016年11月18日号(3165号)に書評を寄稿しました。 ★日本記号学会編『ハイブリッド・リーディング――新しい読書と文字学』(新曜社、2016/08) 書名の「ハイブリッド・リーディング」とは、従来の紙を用いた読書と、デジタルの各種装置を用…

「人文的、あまりに人文的」第7回

東浩紀さんが編集長を務めるメールマガジン「ゲンロンβ8」に、吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」の第7回を寄稿しました。 今回は、エピクテトス『人生談義』(鹿野治助訳、岩波文庫)、エミール・ブレイエ『初期ストア派哲学における…

「インターフェイスを考える」

hontoの「ブックツリー」というページで、インターフェイスについての本を5冊選んでコメントを書きました。 「インターフェイス」という言葉は、私が仕事で携わっているゲームでもよく使われますが、人によってけっこう違う意味で使っているためか、しばしば…

「描かれる石、描かれない石」

『日経回廊』第9号(日本経済新聞社、非売品)に「描かれる石、描かれない石」というエッセイを寄稿しました。 この号は「石と宝石」という特集で、私はマンガに描かれる石について、マンガその他の図版15点を交えながら6ページほど書いています。 こうした…

「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」 (対談@B&B)

キンモクセイが香る季節ですね。ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 2016年10月07日(金)の夜、下北沢にある本屋B&Bにて、三宅陽一郎さんと対談します。 山本貴光×三宅陽一郎 「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」 『「百学連環」を読…

「知と言葉の連環を見るために」(じんぶんや選書フェア@紀伊國屋書店新宿本店3F)

紀伊國屋書店新宿本店3F人文書コーナーで、じんぶんや選書フェア「知と言葉の連環を見るために」が始まりました。 今回は『「百学連環」を読む』(三省堂)を中心に74冊を選んでおります(品切れ本を含む)。 書き下ろし(1万3千字)のブックガイドも配布中…

「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」

『アイデア』No. 375(誠文堂新光社、2016/09)に翻訳を寄稿しました。 ★エイドリアン・ショーネシー「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」 オランダのデザイナー、ジュリアン・シュロファー(Juurian Schrofer, 1926-1990)の略伝。原文(英語)…

『「百学連環」を読む』にかんするあれこれ

『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08)関連のリンクをこのエントリーにまとめております。 ★「日経新聞」(2016.08.14朝刊) https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=8677051 ★「静岡新聞」 http://square.at-s.com/…

『「百学連環」を読む』(三省堂)と刊行記念イヴェントのおしらせ

たまにはお知らせ以外の詮無いことを書きたいものだと思いつつ、気づけばお知らせばかり書き綴る大人になってしまいました(嗚呼)。 もっとも、かつてならブログに書いていたようなしょうもないことは、それ以前の段階において各種SNSなどに、細かく刻んで…

近刊『脳がわかれば心がわかるか』

お知らせで恐縮です。もう少し先のことですが、6月のはじめに吉川浩満くんとの共著『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)が刊行される予定です。 これはいまから12年前、2004年のロックの日に出た『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版社)の…

三中信宏+山本貴光「本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》」

2015年11月に、三中信宏先生と行った対談です。 全3回に分けて掲載される予定です。 (念のために申せば、ちょっと何を言っているか分からないかもしれませんが、タイトルは編集部によるものです。) dotplace.jp 余談ですが、同ページの一番下に「関連する…

ゲンロンカフェ「人文学は本当に危機なのか?」

2016年03月02日(水)に、吉川浩満くんと、ゲンロンカフェで話します。 そもそも「人文」ってなんだろうという根本から、目下の神経歴史学のような試みまで、準備中の「百学連環」や『文学論』に関する議論も交えつつ整理・検討する所存。 ただいま鋭意準備…