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川名晋史+山本貴光「日本に130の米軍基地がある意味とは」(丸善ジュンク堂書店)

3月28日(木)の夜、川名晋史さんの新著『在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史』(中公新書)の刊行を記念して対談します。 川名さんは、東京工業大学の同僚でもあり、同大学の「未来の人類研究センター」で共同研究「水プロジェクト」にとりく…

トークイヴェント「記憶のデザイン」(DISTANCE.media)

2024年03月17日(日)の午後、DISTANCE.media主催のトークイヴェントが開催されます。 「記憶のデザイン」と題して、作家の柴崎友香さん、哲学者の谷川嘉浩さんをゲストにお迎えして、DISTANCE.mediaの編集委員を務めているドミニク・チェンさんと山本が対談…

ビオリカ・マリアン『言語の力』書評

「日本経済新聞」2024年3月16日号の書評欄に、ビオリカ・マリアン『言語の力』(桜田直美訳、今井むつみ監訳・解説、KADOKAWA、2023/12)の書評を書きました。 同書は日常的に複数の言語を使っているマルチリンガルの人について、いまなにが分かってきている…

「人文的、あまりに人文的」第184回

吉川浩満くんと開設しているYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で、「人文的、あまりに人文的」第184回を公開しました。 今回は、リクエスト企画で「読んだふりしてしまった本ある?」です。 www.youtube.com

「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」(DISTANCE.media)

ドミニク・チェンさんとともに編集委員を務めているウェブメディア「DISTANCE.media」で連載を始めます。 「作業日誌」という形式で、同サイトで進んでいるアーカイヴやサイトについて、使い勝手や設計の観点から、あれこれ考えてみようというものです。 下…

伊藤亜紗+アダム・タカハシ+山本貴光「新しい文理のデザイン」(DISTANCE.media)

伊藤亜紗さん、アダム・タカハシさんと「新しい文理のデザイン」というテーマでお話ししました。 掲載はDISTANCE.mediaで、編集部による記事へのリード文はこんなふう。 グローバリゼーション、デジタル化、環境問題、紛争、分断などが、私たちの前に複雑な…

イヴェント「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」(INSTeM)

2024年3月9日と10日に、INSTeM Convention 2024 Spring「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」というイヴェントが開催される予定です。 INSTeM(インステム)とは、2022年7月に設立された一般財団法人で、Inter-field Network for Scienc…

DK社編『哲学ってなんだろう?』(拙訳、東京書籍)

2024年3月8日に、DK社編『哲学ってなんだろう? 哲学の基本がわかる図鑑』(拙訳、東京書籍)が発売予定です。 DK社から刊行されているWhat's the Point of シリーズの1冊で、What's the Point of Philosophy? (2022/08/04)を訳したものです。 目次はこんな…

第4回 利他学会議(未来の人類研究センター)

3月2日と3日に「利他学会議」が開催されます。 東京工業大学の「未来の人類研究センター」が主催するオンライン・カンファレンスです。

伊藤亜紗+アダム・タカハシ+山本貴光「新しい文理のデザイン(前篇)」

DISTANCE.mediaで、伊藤亜紗さん、アダム・タカハシさんと「新しい文理のデザイン」というタイトルでお話をしました。前篇が公開されています。構成は斎藤哲也さんです。 アダム・タカハシさんといえば、『哲学者たちの天球』(名古屋大学出版会)も記憶に新…

記憶装置としてのカード

「持ってたはずなのに近頃見かけないな」と思っていた本が、電子化した本を放り込んでいるフォルダに見つかるケースがままある。 先日、電車での移動中、iPad Proの画面を見ながら、「そういえば」とたいそう久しぶりに電子書籍管理アプリを起動してみたとこ…

「遊びの力で研究する」(『コモンズ』第3号)

東京工業大学 未来の人類研究センターのオンラインジャーナル『コモンズ』の第3号が公開されました。 今回の特集テーマは「あそび」です。 河村彩さんの巻頭言「「あそび」と生きる」からご覧くださいませ。 特集の他にも6本の論文を掲載しています。 私は「…

シン・ジュヒョン『シリアスゲームの社会的受容を問う』(福村出版)

シン・ジュヒョン『シリアスゲームの社会的受容を問う 韓国の事例にみる「ゲーム」と「教育」の社会文化的研究』(福村出版、2024/02/15)が刊行されました。 韓国での実例を通じてシリアスゲームを作ったり普及させたりする難しさを分析した研究で、シン・…

「本の名刺」(講談社)

「群像」のウェブ(という位置づけでいいのかな)に「本の名刺」というエッセイを書きました。 講談社から本を刊行した著者が、その本にまつわる文章を書くというコーナーで、『群像』本誌のほうにも同じコーナーがあります。今回私が寄稿したのは、ウェブの…

ニコニコ美術館「恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法」

2024年2月2日(金)に、ニコニコ美術館の番組「恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法」で進行を務めました。 恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場のスクリーンで展示されている「Poems in Code──ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映…

『デジタル・バイツ』(BNN、2024)

長谷川祐子監修、金沢21世紀美術館編『デジタル・バイツ アート&テクノロジーの摂り方』(BNN、2024.01.15)に寄稿しました。 こんな装幀です。装幀・基礎設計は加瀬透さん、レイアウトは平野雅彦さん。 これは、金沢21世紀美術館で開催が始まり、能登半島…

「文芸的事象クロニクル 2023.09-2023.11」(『文藝』2024年春季号)

『文藝』2024年春季号(河出書房新社、2024/01/06)に連載「文芸的事象クロニクル 2023.09-2023.11」を書きました。 この連載は、季節に一度、過去3カ月について世界で起きた文芸に関わりのある出来事から、いくつかを選んで記録し、場合によってコメントを…

「世界を変えた書物2024」カレンダー(金沢工業大学)

ここ何年か金沢工業大学の卓上カレンダーの図像選定と解説執筆を担当しています(ディレクションは橋本麻里さん)。 今回は「世界を変えた書物2024」と題して、シモン・ステヴィン『計量法原論』(1586)を表紙に選んでみました。 同大学ライブラリーセンタ…

「「人文的、あまりに人文的」な、2023年人文書めった斬り!」(ゲンロンカフェ)

今年もありがとうございました。 (終了後に登壇者3人で撮影) ゲンロンの動画配信プラットフォーム「シラス」では、2024年6月29日まで、後追いで視聴できるようです。 shirasu.io * 2023年12月29日(金)の夜、ゲンロンカフェで恒例の「「人文的、あまりに…

「〈ルリユール叢書〉の楽しみ」(じんぶん堂)

幻戯書房が刊行している海外文学の翻訳シリーズ「ルリユール叢書」が50巻に達した機に「〈ルリユール叢書〉の楽しみ」という文章を書きました。 2019年の創刊当時からこの叢書を読んでいる一読者として、その概要や魅力についてあれこれ述べております。 文…

新著『文学のエコロジー』(講談社)

新著『文学のエコロジー』(講談社、2023/11/23)が間もなく発売となります。 文芸誌「群像」に連載した同名の連載をもとに、加筆修正と書き下ろしを加えた本です。 文芸作品に文字で記された「世界」は、どのようなエコロジー(生態)なのか、ということを…

アフタヌーンセミナー(蔵前工業会兵庫支部)

2023年11月18日(土)に蔵前工業会兵庫支部のお招きで講演をしました。 蔵前工業会というのは、東京工業大学の卒業生による同窓会組織です。 今回は、東京工業大学データサイエンス・AI全学教育機構長もお務めの三宅美博先生と山本の2名が登壇者でした。 三…

ニコニコ美術館「DXP 次のインターフェイスへ」展

2023年10月26日(木)の夜、ニコニコ美術館で司会進行を務めました。 テーマは、金沢21世紀美術館で開催中の「DXP 次のインターフェイスへ」展です。 デジタルテクノロジーによってこの地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わ…

「「生成Ai小説」が新人賞を取る日」

「産経新聞」2023年9月11日号掲載の海老沢類記者による記事「「生成Ai小説」が新人賞を取る日…公募規定変更の動きも」で取材にお答えしました。記事で一部お使いいただいています。 www.sankei.com

山口昌男『本の神話学 [増補新版]』(中公文庫)解説

山口昌男『本の神話学 [増補新版]』(中公文庫、中央公論新社、2023.08.22)に解説「蔵書という思考法ーーあるいは、なぜ本なのか」を書きました。 同書は、1971年に刊行され、後に中公文庫、山口昌男著作集、岩波現代文庫に収められ、しばらく品切れとなっ…

『デヴィッド・クローネンバーグ 進化と倒錯のメタフィジックス』

ele-king編集部編『デヴィッド・クローネンバーグ 進化と倒錯のメタフィジックス』(Pヴァイン、2023/08)に『イグジステンズ』(1999)について書きました。 近未来のゲームを描いた映画ですが、幸か不幸か、現実のゲームはまだ『イグジステンズ』の水準に…

「「終わり」の見えない資本主義の〈その先〉とは?」

2023年8月4日(金)の夜は、代官山蔦屋書店で、大澤真幸さんとの対談でした。 大澤さんの新著『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房)の刊行を記念して「「終わり」の見えない資本主義の〈その先〉とは?」というタイトルでお話しをしました。 同書は、これ…

DISTANCE.mediaのサイトが正式にオープン

以前ここでもご紹介した「DISTANCE.media」というサイトが正式にオープンしました。 運営・編集はNTT出版、サイトのアートディレクションは田中良治さんです。 私は、塚田有那さん、ドミニク・チェンさんとともにエディトリアルボードを務めております。 目…

視覚デザイン特別講義@長岡造形大学

2023年6月16日に、長岡造形大学の「視覚デザイン特別講義」でゲスト講義を担当しました。4・5限の2コマで、Zoomを使ったオンライン開催です。この特別講義は、一般の方も受講できる設定でした(要事前予約)。 上記は同大学の告知ページから。 講義概要と画…

「「世界を変えた書物」に触れて」(『三田評論』)

『三田評論』2023年5月号(慶應義塾)に「「世界を変えた書物」に触れて」を書きました。 昨年、最終回となる金沢展を開催し、公式図録を刊行した「世界を変えた書物」展についてのエッセイです。同誌の特集は「団地の未来」。 このエッセイは、その後、同誌…